ホンダが「HondaGO TOUR」を実施。公道デビューが不安な初心者やリターンライダーを応援するバイクツアー

■乗り方や注意点も教えてくれるツアー

近年は、バイク免許を取得する若い世代も増えています。一方で、免許取得時は自動車学校内などの限られた場所での運転しか経験がなく、公道を走ることに不安を覚える人も多いそうで、特に女性ライダーなどの中には、なかなかツーリングに行く勇気が出ないライダーもいるそうです。

ホンダ「レブル250」をレンタルできるツアーもある
ホンダ「レブル250」をレンタルできるツアーもある

そんな公道走行に不安を抱える初心者やリターンライダーなどを対象にしたバイクツアー「HondaGO TOUR」を、ホンダモーターサイクルジャパンが実施することを発表しました。

MOTO TOURS JAPANの運営のもと、2023年4月より実施されるこのツアーは、日本国内におけるバイクツアー文化の創造に寄与することが目的。

ツアー中はアテンダントが同行するなど、公道走行に不安があるライダーでも安心して参加できることが特徴です。しかも、北軽井沢や京丹後など、全国の名所を巡るバイク旅を存分に楽しめることも魅力です。

●バイクの操作や走り方もレクチャー

HondaGO TOURは、前述の通り、バイクの免許を取得したものの、「公道を走るのが怖い」などの理由で、なかなか公道デビューができないライダーなどを対象にした新しいバイクツアーです。

2022年に実施した公道デビュー応援ツアー(女性限定)の模様。バイクに乗る楽しさだけでなく、新たな仲間との出会いも魅力
2022年に実施した公道デビュー応援ツアー(女性限定)の模様。バイクに乗る楽しさだけでなく、新たな仲間との出会いも魅力

初心者だけでなく、久々にバイクに乗ることで、バイクの操作に不安があるリターンライダーなども対象。そうしたライダーを応援してくれ、全国の名所をバイクで巡る醍醐味を味わえることが魅力です。

特徴は、まず常にアテンダントが同行してくれ、さまざまなサポートをしてくれること。出発前には、バイクの操作や走り方を徹底レクチャーしてくれるほか、走行中はアテンダントが先導してくれ、お手本となる運転方法や注意点もバッチリ分かります。

また、常に4輪車の大型バンがサポートカーとして付いてきてくれることで、どうしても怖い時は、無理せずにバイクをクルマに積んで避難することも可能です。さらに、旅先に持っていく荷物やお土産もクルマに乗せられるから、大きな荷物をバイクへ積まなくても大丈夫。気軽なバイク旅が楽しめます。

ほかにも、ヘルメット・グローブなどのバイク用品もレンタルが可能。胸部プロテクターなどの安全装備も借りられるほか、どんな用品を選ぶべきかのアドバイスなども受けられます。

●ツアーは全10回を予定

開催エリアは、北軽井沢や京丹後をはじめとする日本各地で、ほかにも、北海道や宮城など全10回を開催予定(2023年2月20日現在)。

足着き性の良さや軽い車体で女性にも人気なレブル250
足着き性の良さや軽い車体で女性にも人気なレブル250

また、各ツアーには、女性限定の公道デビュー応援ツアー(プリンセスツアー)をはじめ、リターンライダー向けなどのタイプも設定。さらに、自分の運転スキルに応じたレベルも選べるほか、レブル250など当日乗るバイクをレンタルできるツアーなども用意されています。

ツアースケジュール(2023年2月20日時点)
ツアースケジュール(2023年2月20日時点)

なお、2023年4月8(土)〜9日(日)の京丹後、2023年5月13(土)〜14日(日)の申し込み受付は、2023年2月20日(月)よりすでに開始しており、現在すでにキャンセル待ち状態。その後のスケジュールについては、順次受付を開始するそうです。

詳細は、HondaGO TOURのWebサイト(下記)で確認ができます。

なお、申し込み受付開始後、スマートフォンアプリ HondaGO RIDEによるNEWS配信をしてくれるほか、HondaGO会員には、メールでの案内も行うとのことです。

2023年3月24日(金)〜26日(日)に東京ビッグサイトで開催される「第50回 東京モーターサイクルショー」では、ツアーのブースも出展するそうですから、興味がある人でショーに行く予定の人は、会期中に一度覗いてみるのもいいでしょうね。

(文:平塚直樹

【関連リンク】

HondaGO TOUR Webサイト
https://hondago-tour.jp/

スマートフォンアプリ HondaGO RIDE
https://hondago-ride.jp/

この記事の著者

平塚 直樹 近影

平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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