ヤマハ発動機の水上オートバイ「ウェーブランナー」の2023年モデルは、Bluetooth一体型オーディオシステムを採用

■タッチスクリーン式「コネクスト(CONNEXT)・マルチファンクションディスプレイ」なども用意

二輪車事業などのほかに、総合マリンメーカーの顔も持つヤマハ発動機は、2023年2月22日(水)、水上オートバイ「ウェーブランナー(WaveRunner)」の2023年モデル全7機種を2023年7月から順次発売すると発表しました。

最上級モデルの「FX Limited SVHO」を中心としたラグジュアリー仕様のFXシリーズが4機種、パフォーマンスモデルの「GP1800R SVHO」、レクリエーションモデルの「VX Cruiser HO」、スタンドアップモデルの「SuperJet」という計7機種の展開となります。

最上級モデルの「FX Limited SVHO」
最上級モデルの「FX Limited SVHO」

2023年モデルでは、走行性、操縦性、快適性、利便性など、熟成された基本性能をはじめ、これまでハイエンドモデルにのみ搭載されていたBluetooth一体型オーディオシステムが、「SuperJet」をのぞいた6機種に搭載されています。タッチスクリーン式の「コネクスト(CONNEXT)・マルチファンクションディスプレイ」との連携など、充実装備も魅力です。

デザインでは、トレンドカラーのミント、スポーティイメージのレッドなど、洗練されたオリジナリティあふれるカラー&グラフィックも見どころです。

最上級モデルの「FX Limited SVHO」には、7インチおよび5インチ(HOモデル)のタッチスクリーン式「コネクスト(CONNEXT)・マルチファンクションディスプレイ」を採用。目的地までのルート設定をはじめ、地点登録が可能なGPSマップ(地図データソフトは別売)が搭載されています。さらに、オートトリムの操作やオーディオコントロールもできます。

加えて、USB充電ポート付の大型グローブボックス、スマホなどを配置できるマルチマウントシステム、使いやすい係船用ロープフック、トーイングプレイに対応するフックなど、充実装備も特徴。足元に溜まった水をスムーズに排水するフットウェルドレンなど、高い快適性も確保されています。

パフォーマンスモデルの「GP 1800R SVHO」
パフォーマンスモデルの「GP 1800R SVHO」

また、パフォーマンスモデルの「GP1800R SVHO」には、軽量素材の「NanoXcel 2」が採用された高性能艇体が使われています。

ジェット水流の吸込み口であるインテークゲートが新設計され、ジェットポンプとのマッチングにより、圧倒的な加速性能を達成。また、慣性モーメントを低減する新設計レイアウトの採用、艇体のトリム角度を自動で最適化するオートトリムによって、ハンドリングの機敏性も高まっているそうです。

加えて、人間工学に基づき、最適なシートの幅と高さ、フットウェルの幅、深さなどを追求することで、身体への負荷を低減。

ほかにも、ドライブコントロールやセキュリティシステム、「T.D.E(微速前進/後進コントロール)」、ノーウェイクモード、クルーズアシストなどの機能を有する、4.3インチの「コネクスト・マルチファンクションディスプレイ」も搭載されています。

●価格
「FX Limited SVHO」:335万2459円
「FX Cruiser SVHO」:329万7459円
「FX SVHO」:318万7459円
「FX Cruiser HO」:296万7459円
「GP 1800R SVHO」:307万7459円
「VX Cruiser HO」:276万3959円
「Super Jet」:142万540円

(塚田 勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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