東京国際カスタムカーコンテスト2023の受賞車を見てきた!インポート部門編【東京オートサロン2023】

■東京オートサロン2023の来場者が選んだカスタムカーの人気投票

●インポート部門は輸入車のカスタムカーが対象

東京オートサロン2023の出展車両の中から、来場者の投票によってNo.1カスタムカーを決定するのが「東京国際カスタムカーコンテスト2023」です。各部門ごとに優秀賞2台、最優秀賞1台の計3台が選出され、最終日の1月15日(日)にトロフィーと記念の盾が贈られる表彰式が行われました。

東京国際カスタムカーコンテスト2023では8つの部門が設定され、選出されたクルマたちは魅力的なものばかりです。今回はその中からインポート部門の受賞車を見ていきましょう。

●最優秀賞 Liberty Walk LB☆WORKS F40

最優秀賞 Liberty Walk LB☆WORKS F40
最優秀賞 Liberty Walk LB☆WORKS F40

海外のオークションでは、一体どれほどの金額で落札されるのか想像もできないフェラーリF40を、リバティウォークがワイドボディ化。

ノーマルでさえグループCカー並みに幅が広いF40ですが、リアフェンダーはブリスターフェンダーの上から、リベット止めのオーバーフェンダーを施してのワイドボディ。

最優秀賞 Liberty Walk LB☆WORKS F40
最優秀賞 Liberty Walk LB☆WORKS F40

ただし、いつもの派手にワイド化するリバティウォーク風ではなく、フロントはオーバーフェンダーを取り付けておらず、F40LMの雰囲気に寄せたスタイルのカッコよさが伝わってきます。

最優秀賞 Liberty Walk LB☆WORKS F40
最優秀賞 Liberty Walk LB☆WORKS F40

ボンネットのサイドやリアフェンダー後端に設けられたスリットは、フラットな横長の穴としているところなどは、リバティウォーク流のカッコよさの演出と言えますね。

●優秀賞 RAVAGE Japan by 畑野自動車 RAVAGE A110 by 畑野自動車

優秀賞 RAVAGE Japan by 畑野自動車 RAVAGE A110 by 畑野自動車
優秀賞 RAVAGE Japan by 畑野自動車 RAVAGE A110 by 畑野自動車

フランスのRavage Automobileとの提携で、アルピーヌA110をチューニングおよびカスタマイズしたコンプリートカーを製作した畑野自動車。

ベースのアルピーヌA110から、かなり膨らんだワイドボディが特徴的シルエットを生んでいます。

優秀賞 RAVAGE Japan by 畑野自動車 RAVAGE A110 by 畑野自動車
優秀賞 RAVAGE Japan by 畑野自動車 RAVAGE A110 by 畑野自動車

このボディキットはフルカーボンで、ドアとピラー以外のアウターパネルは全てカーボンになっています。

優秀賞 RAVAGE Japan by 畑野自動車 RAVAGE A110 by 畑野自動車
優秀賞 RAVAGE Japan by 畑野自動車 RAVAGE A110 by 畑野自動車

日本限定仕様として、センターマフラーと独自形状のリアディフューザーが装備されます。

なんとこのRAVAGE A110は、2月のAttack筑波にもエントリーしているとのことで、そのポテンシャルを目のあたりにする日も近そうです。

●優秀賞 SPASHAN/NOVITEC NOVITEC Ferrari ROMA AK-69

優秀賞 SPASHAN/NOVITEC NOVITEC Ferrari ROMA AK-69
優秀賞 SPASHAN/NOVITEC NOVITEC Ferrari ROMA AK-69

日本を代表するHIPHOPアーティストのAK-69氏のワンオフとして、フェラーリ ローマをベースに特別に製造された1台が 「NOVITEC Ferrari Roma AK-69 SPECIAL」 。

フェラーリ・ローマをベースに、ドイツのNOVITEC社でカーボンパーツなどを製作しボディメイクを施したもので、流麗さをいっそう際立たせています。

優秀賞 SPASHAN/NOVITEC NOVITEC Ferrari ROMA AK-69
優秀賞 SPASHAN/NOVITEC NOVITEC Ferrari ROMA AK-69

エキゾーストシステムも一新され、音質にはかなり気を配っていると言います。

世界に一台のスペシャルメイクなフェラーリ ローマを目の当たりにできるのも、東京オートサロンの醍醐味ですね。

(写真・文:松永 和浩

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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