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■東京アウトドアショーにトヨタはクラウンアウトドアコンセプトを出展
2023年1月13日(金)、千葉県の幕張メッセで東京オートサロン2023が開幕しました。
トヨタ自動車は、会場の東ホール8のTOYOTA GAZOO Racingのブースだけでなく、通りを挟んで北側に位置している、幕張メッセの北ホール11で同時開催されている「東京アウトドアショー」にレクサス/トヨタブースを出展しています。
●スポーティなレクサス・コンセプトカー
初出展となるレクサスは、東京オートサロン2023には「RZ SPORT CONCEPT」と「LX600“OFFROAD”TEAM JAOS 2022 ver.」を出展しています。
この2台のコンセプトカーは、「愛車と楽しむ多様なライフスタイル」と「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」というコーポレート全体が掲げるコンセプトに基づきながら、カーボンニュートラル社会の実現と、多様なライフスタイルの提案に挑戦するLEXUSの想いを体現したモデルとなっています。
特に、東京オートサロン2023に出展されたRZ SPORT CONCEPTは、レクサス初のBEV専用モデルであるRZをベースに、RZの開発に携わってきたレーシングドライバーの佐々木雅弘選手が監修し、車両前後に150kwの高出力モーターを搭載することで、より一層パワフルな走行性能を追求しました。
車高を35mmローダウン、さらに専用のエアロパーツ(フロント&リアバンパーロア/サイドロッカーエアロパーツ、フロント&フードエアロ開口、リアツインカーボンスポイラー、オーバーフェンダー)、21インチのインチアップタイヤ、4座フルバケットシートを装着し、スポーティな印象を際立たせています。
●ソフトにもハードにも、アウトドアを楽しむ提案
一方、東京アウトドアショーにはレクサス/トヨタが一緒にブースを出展しています。
レクサスは、カーボンニュートラル社会の実現に向けて「自然を理解し、楽しみ、守っていくアウトドア体験をお届けしたい」という想いの下、大自然と共生しながらアウトドアライフスタイルを彩るクルマの楽しさと、様々な体験を提供する「OVERTRAIL PROJECT」を推進しています。
今回ブースに展示されたクルマには、気軽に楽しめる近所の公園でのピクニックやキャンプなどのカジュアルな「アウトドア」から、アクセスしにくいエリアを自由に旅する本格的な「オーバーランディング」まで、幅広いアウトドアライフスタイルに寄り添いたいという想いが込められています。
RX OUTDOOR CONCEPTは、2022年11月に発売を開始したPHEVのレクサスRX450h+をベースに、アウトドアライフスタイルをより快適に楽しむ専用装備やギアを採用したモデルです。
悪路走破性に優れたオールテレインタイヤをはじめ、ルーフトップテントを装着し、オートキャンプ場でテントを設置せずとも、キャンプを行える仕様に仕立てています。
フロントにはアルミキットプレート、LEDライト、KCライトをレイアウトした専用デザインを採用。さらにボディカラーは自然と調和したアースカラーで、マットでありながら金属質感を両立させたレゴラスと黒のコンビネーションとなっています。
続いて紹介するのは、「GX OUTDOOR CONCEPT」です。ベースとなったGX460は北米や中東を中心に販売しているモデルで、日本には未導入のモデルです。
GX OUTDOOR CONCEPTは、過酷な地形の目的地間で、ラグジュアリーな旅を楽しめることをコンセプトに、走行性能の向上や旅をサポートする各種ギアを搭載したモデルです。
専用装備として、CBI Offroadという外観パーツをはじめ、ルーフトップテント、ライトバー、電動ウィンチ、サスペンションシステムを搭載しています。
そして、2022年の東京オートサロン2022に出展したROV CONCEPTの第2弾モデルとなる、ROV CONCEPT2を出展しています。ROV譲りの悪路走破性と、水素エンジンを搭載し、環境への配慮とリアルなエンジンの鼓動を感じ取れる走りの楽しさを両立しています。
そしてトヨタは、クラウンクロスオーバーをベースとしたCROWN OUTDOOR CONCEPTを出展。
多様化するライフスタイルに応える選択肢として、車高をアップさせるサスペンションや大径のオールテレインタイヤ、ルーフキャリアなどを装備。アウトドアでの使用性を高める専用パーツによるカスタマイズを施し、ユーザーの想像力をかき立てるモデルに仕上げています。
2023年から東京オートサロンと同時開催されている東京アウトドアショー。方向性は異なるものの、自分の趣向にあったスタイルにクルマを仕上げるという考え方は同じだと言えるでしょう。
(文・写真:萩原文博)