■R34ならMTだけ、R35ならATだけ……なんてつまらない!?
スカイラインGT-RはRB26DETTを積む第2世代までは3ペダルのMTモデル、VR38DETTを積む第3世代はトランアクスル式の2ペダルモデルのみ。
速さという点はさておき、どちらのモデルもそれぞれに大きな魅力を放つことは間違いないものです。しかし、R34のATやR35のMTがあってもいいじゃないか、とも思う人がいてもおかしくありません。
●たまたま2人のオーナーの利害が一致した
そうしたなか、実際にR35のMTが欲しいという人と、R34のATが欲しいという人が現れたというのです。CREWCH★クルウチでは、その両者を満足させるためにそれぞれのミッション入れ替えを企画しました。
それが、「CREWCH★GR34 R35ミッションスワップ」です。
まだ、走行できる状態には至ってないのですが、ミッションを搭載するための治具「CREWCH★ミッションスワップ用ジグ」は開発し、実際にミッションの入れ替えがスタートしています。
今回の東京オートサロン2023には、R34のボディにR35のトランスアクスルを搭載したモデルを展示。今後はエンジンコントロールユニットの開発を進めて、実際に走れるモデルに仕上げていくとのこと。
来年の東京オートサロン2024では、実際に走ることができる3ペダルのR35や、2ペダルのR34がお目見えするかもしれません。
(文・写真:諸星 陽一)