目次
■トーヨータイヤ・ブースの特別ゲストとして来日するはずだった、ケン・ブロック選手を偲んで…
東京オートサロン2023のトーヨータイヤ・ブースで大注目だったのが、ラリードライバー、ケン・ブロック選手のゲスト出演でした。
しかし、2023年1月2日に起きたスノーモービルによる不慮の事故のため、ケン・ブロック選手は帰らぬ人となり、東京オートサロン2023への出演がかないませんでした。
プレスカンファレンスでは、社長の清水隆史氏が哀悼の意を表すスピーチを行うとともに、ケン・ブロック選手が最後にドライブしたスーパーEV、アウディS1フーニトロンを展示。ケン・ブロック選手の功績を称えました。
●2023年のモータースポーツ体制を発表
プレスカンファレンスではチーム・トーヨータイヤ・ドリフトの川畑真人選手、FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRESの哀川翔監督が登場。
加えて、2023年からトーヨータイヤのフラッグシップタイヤ「プロクセス」のブランドアンバサダーに就任した木下隆之選手も登場。
木下選手は、ニュルブルクリンク24時間レースの日本人最多エントリー記録を持ち、2023年にはトーヨータイヤの支援を受けて参戦する予定。
また、ニュルブルクリンク24時間レースのレーシングチームである、リングレーシングのウベ・クリーン監督も登壇しました。
さらに、トーヨータイヤのブランドアンバサダーである『マッド・マイク』の愛称を持つマイケル・ウィデット選手が、4ローターエンジンを搭載するマツダ3を駆り、パイクス・ピーク・インターナショナル・ヒルクライムへの参戦も発表されるなど、2023年も積極的にモータースポーツに参戦していくことが明らかになりました。
●特性に合わせたタイヤを履いた5台のクルマを展示
ブースには、冒頭で紹介したアウディS1フーニトロン(プロクセスR888R)をはじめ、スバル・レガシィ・アウトバック・GO OUTエディション(オープンカントリーR/T)、三菱アウトランダーPHEVハセプロ・バージョン(プロクセス・コンフォートIIS)、トヨタGR86SデザインSD3(プロクセス・スポーツ2)、トヨタ・ランドクルーザー300GRスポーツ(オープンカントリーM/T-R)、レクサスNX LX-MODE Ver.(オープンカントリーA/T III)が展示され、会場の注目を浴びていました。
(文・写真:諸星 陽一)