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■スキー・エクスプレスとして使いたい白いデリカミニとデリカD:5
三菱自動車ブース最大の目玉は「東京オートサロン2023」の開幕と同時に予約受注が開始された新型デリカミニです。
開場と同時に、報道陣や業界関係者が押し寄せ、注目の的になっています。
新型デリカミニは、ステージのカタログモデル(アッシュグリーンメタリックをまとった用品装着車)と、コールマンとのコラボモデルのほか、スキー場エクスプレスともいうべき「スノーサバイバー」の3台が展示されています。
参考出品の「新型デリカミニ × Coleman(デリカミニ・ミーツ・コールマン)」は、最近のコールマンが積極的に採用しているカラーに合う、グレーとベージュを掛け合わせた「グレージュ」がペイントされています。サイドには、コールマンを代表するアイテムであるランタンロゴマークを配置。
足元には、ホワイトレターロゴが備わるタイヤに加えて、フェンダーまわりのブラック加飾には、星空のようなアクセントも散りばめられています。
さらに、グロスブラックを基調としたダイナミックシールドやテールゲートガーニッシュもボディを引き締め、存在感を高めています。
室内には、車中泊に対応するシングルベッドキット、サイドストレージパネルやウインドーバグネット、オールウェザーマットなどを用意。道具を積み込めば、すぐにでもキャンプに出かけられるような仕様になっています。
参考出品の「新型デリカミニ SNOW SURVIVOR(スノーサバイバー)」、市販車ベースの「デリカD:5 SNOW SURVIVOR」は、似たイメージのカスタマイズメニューが施されています。
エクステリアは、雪山を想起させるホワイトのボディカラーに、等高線をモチーフにしたグラフィックとスノーカモフラージュが施され、フロントガードバーやルーフキャリア、リヤラダーなどを用意。
リフトアップされた足元には、ホワイトレターのロゴが際立つオールテレーンタイヤのほか、後方にマッドガードが備わり、洗練されつつもタフな印象が強調されています。
とくに、デリカD:5は、ブラックのフロントマスクが迫力満点で、カスタマイズ派からもアクティブな趣味を持つ層からも支持されそう。
インテリアには、デリカミニのコールマン仕様と同じく、ベッドキットやサイドストレージパネルなどが備わり、キャンプや車中泊で頼りになる仕様になっています。
●「ミニキャブ・ミーブ B-Leisure Style II」は、リモートワークもキャンプもこれ1台で
軽商用EVとして復活したミニキャブ・ミーブをベースとした「B-Leisure Style II」は、EVならではの給電機能を活かし、仕事する際は移動式オフィス、オフタイムは渓流釣りなどのアウトドア、レジャーなどを存分に楽しめる仕様。
アウトドアに溶け込むボディ色の「アイボリー」とルーフの「モスグリーン」の2トーンカラーが目を惹きます。ボディサイドには、EVを象徴する電源プラグなどのデカールが配されています。
今回の展示では、キックスケーターや渓流釣りセットも用意されていて、アウトドアスタイルが演出されています。
車内はリヤスペースをフルフラット化してリビングとして使い、リモートワークに必要なデスクや座椅子が置かれています。さらに、車中泊に必要なベッドキットも備わり、オン/オフタイムともに快適に過ごせそう。
EVらしいのが、駆動用バッテリーの電力を利用できる「ミーブ・パワーボックス」を使い、リヤゲートに装着されたプロジェクターでのeスポーツ体験をしたり、パソコンなどの充電が可能になるなど、新しい生活様式に対応するオールラウンダーモデルになっています。
●上質なエクステリアが魅力のeKクロス EV「Smooth × Tough」
日産サクラとともにヒットを飛ばしているeKクロス EVをベースとした「Smooth × Tough(スムーズ・バイ・タフ)」は、ボディカラーに精悍かつ上質な印象をもたらす「マットグレーメタリック」をペイント。ルーフの「ブラックマイカ」による2トーンカラーが採用されています。
フロントグリルガードやオールテレーンタイヤの装着に加えて、リフトアップによりオフローダーテイストを醸し出しています。また、ルーフラックやリヤラダーなどにより、アウトドアや各種アクティビティでの利便性にも配慮されています。
モータースポーツからは、「トライトン ラリーカー“アジアクロスカントリーラリー参戦車”」が出展。
昨年11月にタイ~カンボジアで開催された「アジアクロスカントリーラリー(AXCR)」に参戦し、総合優勝を果たしたT1仕様(改造クロスカントリー車両)のレプリカです。
ボンネットや前後ドア、内装部品などを軽量化しつつ、ロールケージやアンダーガードを用意することでボディの要所を補強。
専用サスペンションは、レースでの優れたハンドリング性能を実証し、前後LSDの採用や大径オフロードタイヤ&軽量アルミホイールの装着も相まって、悪路走破性を大幅に向上。
2.4Lディーゼルターボは、フリクションロスの低減と軽量化などのチューニングが盛り込まれ、ラリーで使用頻度の高い中速域での応答性を向上させたそうです。
なお、AXCRのステージには川を渡る場面もあるため、各部のシーリングの強化やシュノーケル(吸気ダクト)の装着など、水まわりの対策も行われています。
こうしたメニューにより、同ラリーで大きな成果が得られた仕様といえます。
出展車両名:新型デリカミニ × Coleman
出展者名:三菱自動車/ベース車両:デリカミニ/排気量:659cc/エクステリア:専用オリジナルラッピング、ダイナミックシールド ブラック(三菱純正用品)、フロントグリルガーニッシュ ブラック(三菱純正用品)、フロントバンパーエンブレム ホワイト(三菱純正用品)、ルーフキャリア、マッドフラップ ブラック(三菱純正用品)、テールゲートエンブレム ホワイト(三菱純正用品)、テールゲートガーニッシュ ブラック(三菱純正用品)/インテリア:オールウェザーマット(三菱純正用品)、オリジナル9型ナビゲーション(三菱純正用品)、ウインドーバッグネット セカンド(アイズ)、HINOKIシングルベッドキット(CRAFTAOI)、サイドストレージパネル(IPF)/タイヤ:TOYO OPEN COUNTRY RT WL(165/60R15)
出展車両名:新型デリカミニ SNOW SURVIVOR
出展者名:三菱自動車/ベース車両:デリカミニ/排気量:659cc/エクステリア:専用オリジナルラッピング、ダイナミックシールド ブラック(三菱純正用品)、フロントバンパーエンブレム(三菱純正用品)、テールゲートエンブレム(三菱純正用品)、テールゲートガーニッシュ ブラック(三菱純正用品)、DANSYAQフロントバンパーガード(autoflags)、660シリーズ CUBEワーキングランプ642WL-1:2セット(IPF)、660シリーズ2インチCUBE用シリコンガードG-630 ブラック2セット(IPF)、BUSTERSルーフラック(autoflags)、BUSTERSリヤラダー(autoflags)、マッドガードⅢ(JAOS)/インテリア:オールウェザーマット(三菱純正用品)、オリジナル9型ナビゲーション(三菱純正用品)、ビレットサイドアシストグリップtypeC 2セット(X-Fang)、アッパーサイドステー(CRAFTAOI)、バックドアパイプ(CRAFTAOI)、サイドストレージパネル(IPF)、HINOKIシングルベッドキット(CRAFTAOI)/サスペンション:POSスポーツリフトアップキット(PADOKKU)/タイヤ:TOYO OPEN COUNTRY RT WL(165/60R15)/ホイール:DAYTONA M9 SBP(リム黒塗装)15×5.0J+45
出展車両名:DELICA D:5 SNOW SURVIVOR
出展者名:三菱自動車/ベース車両:デリカD:5/排気量:2267cc/エクステリア:専用オリジナルラッピング、ブラックアウトグリル(三菱純正用品)、ブラックアウトクリアランスランプガーニッシュ(三菱純正用品)、エンジンフードエンブレム(三菱純正用品)、GOQBUTO-RⅢフロントバンパーガード(autoflags)、フェンダーガーニッシュtype-S 塗装品 マットブラック(JAOS)、ルーフマーカーランプ(KADDIS)、660シリーズ CUBEワーキングランプ642WL-1:3セット(IPF)、660シリーズ2インチCUBE用シリコンガードG-630 ブラック3セット(IPF)、マッドガードⅢフロント&リヤセット(JAOS)、BUSTERS2080/HD改(autoflags)、BUSTERSリヤラダー(autoflags/インテリア:フロアマット(三菱純正用品)、オリジナル10.1型ナビゲーション(三菱純正用品)、ドアインナープロテクター(三菱純正用品)、ビレットピラーグリップ2セット(X-Fang)、ビレットサイドアシストグリップtype C 2セット(X-Fang)、ビレットサイドアシストグリップtype L 2セット(X-Fang)、アッパーサイドステー2(CRAFTAOI)、バックドアパイプ 2本セット(CRAFTAOI)、サイドストレージパネル(IPF)、ベッドキット(MADLYS)、フルサイズ化キット(MADLYS)/サスペンション:BATTLEZ リフトアップセット VFCA(JAOS)、タイヤ/TOYO OPEN COUNTRY ATⅢ WL/235/70R16/ホイール:TEAM DAYTONA M9 セミグロスブラック/16×7.0J +37 5-114.3(BEP)
(文:塚田 勝弘/写真:井上 誠、塚田 勝弘)