クルマの防犯効果が向上。ナビ&ドラレコ一体機・パイオニアNP1に新機能「マイカーウォッチ」が追加【カーナビ】

■走行中だけでなく停車中も危険にさらされる愛車の防御策になる!

年末年始、帰省や旅行などにクルマで外出する人も多いことでしょう。高速道路などではあおり運転、旅行先などでは車両盗難など愛車は走行中も停車しているときも危険にさらされています。

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NP1は前後2つのカメラを装着している

そんな愛車を守ってくれるのがドライブレコーダーです。トヨタの一部車種ではメーカーオプションで設定されるようになっているように、JEITA(一般社団法人電子情報技術産業協会)が発表している2021年度ドライブレコーダーの国内出荷実績を見てみると、390万9308台となっています。

それだけ、愛車の防御策や万が一の事故に備えてドライブレコーダーを装着するユーザーが増えているということでしょう。

最近カーナビゲーションはスマートフォンのアプリで行うという人も増えていますが、それはバッテリーや熱の問題もありオススメできません。

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本体のスイッチは右側のダイヤルだけ

そこで注目したいのが、カーナビ機能やドライブレコーダー機能などがオールインワンした商品、パイオニアのNP1です。NP1はAI搭載通信型のオールインワン車載器で、“会話するドライビングパートナー”と呼ばれている商品です。

機能面では、音声だけの操作・案内を行うスマート音声ナビをはじめ、スマートフォンに通知・すぐに確認してクラウド保存で取り逃しのない次世代通信型ドライブレコーダー、クルマWi-Fi(オプション)、そして地図も新機能もいつでも最新自動アップデートが可能です。

今回、2022年12月22日に遠隔監視で愛車を見守る「マイカーウォッチ」機能が追加されたNP1を体験することができましたので、リポートします。

●愛車をスマホで遠隔監視できる「マイカーウォッチ」機能

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12月にリリースされた新機能のマイカーウォッチ

NP1はドライビングパーソナル音声AIを搭載し、「音声」と「通信」でドライバーに様々な情報を提供します。音声だけの操作・案内が可能なカーナビ機能によって、運転中でも画面操作する必要がなく、より快適で安全な運転を実現しています。

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NP1用に様々なアプリがリリースされている

さらに、NP1はOTA(Over The Air)によるアップデートで機能やサービスを継続的に拡充することができる進化、成長する機能を備えており、購入後も利便性やエンタテイメント性も向上していくという特徴があります。

NP1はこれまでOTAによって案内する音声を変更できる「コエ替え」機能に人気声優の悠木碧さんによる音声案内をはじめ6種類を追加しています。今回の「マイカーウォッチ」機能の追加は「コエ替え」機能の追加に続く大きなアップデートとなります。

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アプリを起動させると、クルマの現在位置を知らせ、カメラが起動する
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カメラの画像は非常にクリア

「マイカーウォッチ」機能は、愛車の状況を離れた場所からスマートフォンで遠隔監視できるサービスです。車内や車外のカメラ映像と友に、クルマの位置情報や速度情報などの状況をスマートフォン専用アプリ「My NP1」でリアルタイムに確認することができます。

さらに、不振者を発見した場合には、定型メッセージの発報によって警告する機能も備えています。

この「マイカーウォッチ」機能は、駐停車中のクルマへのいたずらなどのトラブル時の被害状況の遠隔確認や盗難被害時の車両位置追跡などに加えて、ショッピングモールなどの広い駐車場などでの駐車位置の確認にも使うことができます。

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専用アプリ連携し、地図画面をスマホに表示できる
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案内の質はこれまでのポイオニアの知見が活かされている

NP1は車外そして車内を撮影する2つのカメラを搭載しており、ドライブレコーダーと同様にフロントガラスに装着します。

旧型のミニやフィアット500などのような輸入車では、モニターを装着することができないケースもあるので、ナビやドラレコ機能などが一体化したNP1は装着場所に悩まないのも嬉しいところです。

また、やっぱり画面がないと不安という人には、スマホアプリ「My NP1」で案内のサポートもできるので音声案内との連携で安心感も高いです。

実際にNP1を使用してみると、音声入力の精度が非常に高くなっています。今回のテスト走行で何度も音声入力を試しましたが、的確に答えてくれました。

また音声による案内も、一般的なナビだと「300m先右折です」と画面ありきの案内を行いますが、NP1の場合「コンビニのある2つ目の信号を右折です」とドライバーの視界にあるランドマークを目印に案内してくれるので、高いホスピタリティを感じます。

案内するルートも、さすがナビゲーションの老舗ブランドであるパイオニアなので、非常に走行しやすいルートを選択し案内してくれます。

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愛車を傷つけようとする人が出現(※イメージ写真)

そして追加された「マイカーウォッチ」は、スマホアプリ「My NP1」でクルマの位置や速度、運転席のカメラ映像が確認できる機能です。盗難された場合などは、クルマの位置が確認できるだけでなく、犯人の顔写真も確認、記録することもできます。

また、あらかじめ設定された自動メッセージを発信することで、犯人を威嚇しトラブルを未然に防ぐ効果を発揮する思想です。

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NP1のカメラにバッチリ映っている

NP1にはすでに駐車中に衝撃を検知すると、約1.5秒でNP1が起動し、前方/後方2つのカメラで10秒間の映像を録画できるので、車上荒らしや駐車場での当て逃げの瞬間を見逃さず、泣き寝入りすることも減るでしょう。

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車両盗難で犯人がクルマに乗った場合は車内を撮影。また定型の警告を発信できる

NP1は3月の発売開始から、5月のAlexaとの連携などの大きなアップデートだけでなく、細かいアップデートもおこなわれており日々進化しています。これまでのナビは地図データの書き換えくらいしかアップデートできませんでしたが、NP1はユーザーの声を反映して日々成長する車載機となっているのです。

2023年1月16日までクルマ見守りキャンペーンを行っていて、NP1本体取り付けと駐車監視用電源ケーブルを購入すると1万4400円相当をプレゼントしてくれます。

まだドライブレコーダーを装着していないという人には、このチャンス見逃せません。

(文・写真:萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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