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■「NISMO」と「AUTECH」から、各ブランドを象徴する4台も参考出品
日産自動車、日産モータースポーツ&カスタマイズは「東京オートサロン2023」の出展概要を発表しました。
最大の目玉は、「東京国際カスタムカーコンテスト2022」においてグランプリを受賞した、「FAIRLADY Z CUSTOMIZED PROTO」を忠実に再現した市販モデル「FAIRLADY Z CUSTOMIZED EDITION」でしょう。今回は、特別に「FAIRLADY Z 432R」とのコラボレーション展示になります(ボディカラーは参考出品)。
日産モータースポーツ&カスタマイズからは、SUPER GTやFIAフォーミュラE世界選手権などのモータースポーツを通じて、ユーザーにわくわくできるスポーティモデルを提供する「NISMO」と、日産直系のカロッツェリアとしてデザインや機能に高度な価値を付加している「AUTECH」から、各ブランドを象徴する4台が披露されます。
また、2023年2月に誕生50周年を迎えるキャラバンは『芸文社OUTDOORあそびーくる』とのコラボである「日産キャラバンOUTDOORあそびーくる」ブースも出展。
人気カスタムショップの7社とコラボして制作されたカスタムモデルのキャラバン7台、無料動画サービス「GYAO!」の人気番組『木村さ~~ん』で木村拓哉さんが仕立てた「やっちゃえTREASURE BOX」も展示されます。
●新型セレナのカスタマイズモデルや中古車のキューブをレトロにした参考出品車も
ほかにも、2022年11月にフルモデルチェンジを受けた新型セレナをはじめ、ルークス、キャラバン、キューブのコンセプトカー、サクラやアリアの「NISSAN e-シェアモビ」向けコンセプトモデルなども出展され、日産の新しいカスタマイズの世界が提案されます。
参考出品車では、「ROOX SUITE CONCEPT」にも注目が集まりそうです。ルークスをベースに、ユーザーの大切なパートナーと共に特別な日をお祝いするためのコンセプトカーに仕立てられています。
広々としたキャビンをさらに広げ、電子ピアノが搭載。プレミアムシートのような、リラックスできるラグジュアリーな空間を演出。日産の先進技術やアイテムと共に新たな可能性が提案されます。
キャラバンの参考出品車「Powered Base for PRO」も最近の日産らしいコンセプトカーになります。
リーフの再生バッテリーを活用したポータブル電源がキャラバンに4つ搭載され、様々な現場でプロ(PRO)の活躍をサポートする基地(Powered Base)として披露されます。クルマには太陽光パネルも備わり、大容量の電力が供給できます。
電動工具の充電をはじめ、車内での快適な休憩もすべてポータブル電源がサポート。また、車両装備として可動式の工具棚、除菌空調システムなどのタフな現場のニーズを満たす充実の装備が満載されています。
キューブのオーナー必見なのが、参考出品の「CUBE Refreshed & Retro CONCEPT」。
2019年に販売が終了したキューブの中古車をベースに、キズや色あせなどが気になるエクステリアパーツや、手の触れることの多いインテリアパーツを新品に交換してリフレッシュしたコンセプトカー。キューブらしさとレトロを融合させたカスタマイズが施されています。
新型セレナの参考出品車「SERENA Highway STAR ACCESSORY CONCEPT」は、日産純正アクセサリーの装着に加えて、東京オートサロン専用のカスタマイズが施されています。
エクステリアには、よりダイナミックな印象を与えるフロントスポイラーやフロントグリルイルミネーションなどの日産純正アクセサリーを装備。
また、東京オートサロン専用架装として、ボディラッピングとアルミホイールラッピングが施されています。インテリアには、車内の居住性を高め、より楽しくドライブできるアイテムが用意されています。
参考出品車の「SERENA AUTECH CUSTOMIZED」は、新型セレナをベースに、スポーティ、上質へのこだわりを込めて仕上げられています。18インチアルミホイールとローダウンサスペンションにより、スポーティさをさらに昇華させるコンセプトカーになります。
●サクラとアリアの「NISSAN e-シェアモビ」向けコンセプトモデルも登場
同じく参考出品の「SAKURA e-share mobi KYOTO CONCEPT」「ARIYA e-share mobi KYOTO CONCEPT」は、2022年5月に発売された新型軽EVの日産サクラと、クロスオーバーEVの日産アリアの「NISSAN e-シェアモビ」向けコンセプトモデル。
日産が展開するカーシェアリングサービスである「NISSAN e-シェアモビ」のA PITオートバックス京都四条に配備することを目的とした車両。和モダンのテイストが強調されたデザインになっています。また、京都をイメージしたアイコンがボディサイドにラッピングされています。
さらに、「SAKURA e-share mobi KYOTO CONCEPT」のインテリアには、業務提携を推進しているオートバックスセブンが開発したインテリアパネルとインテリアラバーマットが装着されています。
「X-TRAIL AUTECH CUSTOMIZED」も参考出品車で、新型エクストレイルの高級感や特別感が引き上げられているのが特徴です。
足元にダークスパッタリングの20インチアルミホイールが備わり、インテリアにはホワイトレザーシートを採用。内外装ともに、上質さやエレガントな印象が強調されています。
市販車からは、ノート オーラをベースとした「NOTE AURA NISMO」が登場。フォーミュラEからインスパイアされた「駿足の電動シティレーサー」をコンセプトに掲げ、「NISMO」の魂とこだわりが注ぎ込まれた1台です。
NISMOらしい新世代のデザイン、高揚感をもたらすハンドリング、そして俊敏なレスポンスと伸びのある加速などを享受できます。
モータースポーツでは、参考出品の「MOTUL AUTECH Z」に注目です。
2022年の「SUPER GT GT500」クラスに松田次生選手、ロニー・クインタレッリ選手のドライブにより参戦した「MOTUL AUTECH Z」が展示されるほか、人気のキッズ向け乗り込み体験も行われます。
そのほか、日産ブース内にグッズ販売のコーナーが設けられ、「NISSAN」「NISMO」の各ブランドのほか、「NISSAN Z」などのグッズ、限定ミニカーなどの販売も行われます。さらに、日産の公式SNSアカウントで、ブースの様子やトークショーが生中継されます。
【TOKYO AUTO SALON 2023開催概要】
●会期:2023年1月13日(金)~15日(日)
●会場:千葉県・幕張メッセ(日本コンベンションセンター)国際展示場 ホール1〜11/国際会議場/イベントホール/屋外展示場(予定)
●主催:東京オートサロン事務局(TASA)
(塚田勝弘)