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■重厚感を感じさせるニューカラーを採用
ホンダは、1100cc・2気筒エンジンを搭載する大型スポーツツアラー「NT1100」に、カラーバリエーションを変更した2023年モデルを発表しました。
2022年3月に国内発売されたこのモデルは、アドベンチャーモデルの「アフリカツイン」をベースに、可変式の大型ウインドスクリーンや、一連の変速操作を自動化する「デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)」を標準装備するなどで、街乗りから長距離ツーリングまで、幅広いレンジでの扱いやすさや快適性を実現するモデルです。
その2023年モデルでは、エンジン出力や利便性が高い装備などは継承しつつも、ボディカラーに新色「ガンメタルブラックメタリック」を新設定しています。
●長距離ツーリングなどで快適な大型ツアラー
NT1100は、舗装路と悪路の両方で高い走破性を実現するアドベンチャーモデル、アフリカツインのエンジンやシャシーを採用し、長距離ツーリングなどでの快適性を高めた大型ツアラーモデルです。
エンジンは、トルクフルなアフリカツイン用の1082cc・2気筒がベース。最高出力102ps/7500rpm、最大トルク10.6kgf-m/6250rpmを発揮するNT1100用パワートレインでは、吸排気系を専用設計するなどで、低速から豊かで幅広く使えるトルクと、高回転までスムーズに回る特性を実現しています。
また、クラッチレバーとチェンジペダルによる変速操作をなくし自動化する独自の機構、デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)を標準装備。
いわばクルマのATのようなこのシステムの採用により、ライダーはスロットル操作などほかの車体操作に集中でき、より確実で安心感をもったライディングを楽しむことをができます。
さらに、運転はAT限定大型免許でも可能ですから、より幅広いライダーに対応していることもポイントです。
ほかにも、走行状況に応じた出力特性のモードを選択可能としたライディングモードや、巡航時に便利なクルーズコントロールなども採用。
また、アップライトなライディングポジションや、十分なストローク量を確保したサスペンション、手動で5段階に高さ調整可能な大型のウインドスクリーン、防風性に配慮した形状のフェアリングなども装備し、高速道路を使った長距離ツーリングなどで、上質かつ快適な走りを実現しています。
●2023年モデルは全2色で展開
その2023年モデルでは、前述の通り、新色として大型スポーツツアラーに相応しい重厚感を感じさせる「ガンメタルブラックメタリック」を新採用。
継続色の「マットイリジウムグレーメタリック」とあわせて全2色で展開されます。
なお、どちらのカラーも、マフラーの外観仕上げは高級感を感じさせるヘアライン仕上げに変更されています。
ちなみに、2022年モデルに設定されていた「パールグレアホワイト」は今回未設定。価格(税込)は、据え置きの168万3000円です。
(文:平塚直樹)