平塚 直樹 
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■最新の排出ガス規制にも適合
ホンダは、1833cc・水平対向6気筒エンジンを搭載する大型プレミアムツアラー「ゴールドウイング ツアー（Gold Wing Tour）」の2023年モデルを発表しました。
40年以上にわたり、ホンダのフラッグシップモデルとして進化してきた大型ツアラーがゴールドウイング ツアー。
その2023年モデルでは、2つの新色を追加すると共に、最新の令和2年排出ガス規制に適合させるなどの改良を実施。2023年2月16日（木）より発売される予定です。
●豪華装備を誇るホンダのフラッグシップ
1975年に米国で「GOLDWING GL1000」として発売されて以来、47年以上の歴史を誇る大型モデルが、ゴールドウイングです。
トルクフルな水平対向6気筒エンジンをはじめ、フロントのウインドスクリーン、大容量トランクなど、ロングツーリングに最適な装備が満載のプレミアムなツーリングモデルです。
2018年に17年ぶりの全面刷新を受けた現行モデルでは、路面追従性の高い独自の2輪車用ダブルウィッシュボーン・フロントサスペンションを採用。快適な乗り心地や軽快なハンドリングに貢献します。
コンパクト化が図られた新開発の1833cc・水平対向6気筒エンジンは、最高出力126psもの大パワーを発揮。重厚感やパルス感を持つサウンドを伴った余裕あるトルク特性とすることで、ゆったりとしたクルージング性能なども実現しています。
車体では、しなやかさと剛性感を兼ね備えた新設計のアルミツインチューブフレームを採用。ライダーとパッセンジャーの乗車位置やリヤトランク容量の最適化などによりマス集中化を図り、高い安定性も誇ります。
メーターには、アナログ式の速度計と回転計を左右に配置すると共に、中央部にはフルカラー7インチTFT液晶画面も採用。オーディオなどのインフォテインメント情報はじめ、トルクコントロールのON／OFFなど、さまざまな情報を表示できます。
また、アップルカープレイやアンドロイドオートに対応することで、スマートフォン内の音楽やマップアプリなどを利用可能。
ほかにも、55Wスピーカーを装備し臨場感ある音を再現するオーディオシステムも搭載。
キーを携帯した状態でイグニションON／OFF操作や、ハンドルロックを可能とするHonda SMART Keyシステムなどにより、高い利便性も誇ります。
●価格は据え置きの346万5000円
2023年モデルでは、最新の排出ガス規制である令和2年排出ガス規制に適合。環境に配慮しながらも最高出力などはそのままで、余裕ある走りをキープしています。
車体には2つの新色を追加します。まず、主体色のシルバーと随所に施されたグレーのツートーン塗装を採用し、高級感を演出した「ベータシルバーメタリック（ツートーン）」を採用。
加えて、ブラックを主体色としつつ、ブラウンのヘッドカバーを採用することでフラッグシップモデルに相応しい重厚感を表現した「グラファイトブラック」も設定。従来からの継続色「パールグレアホワイト」と合わせ、計3色で展開されます。
2023年モデルの国内仕様のトランスミッションは、シフト操作が不用な独自のAT機構・電子式7段変速のDCT（デュアル・クラッチ・トランスミッション）仕様のみを設定。61Lの大容量リヤトランクなどを備えたゴールドウイング ツアーだけをラインアップし、トランクなしのスタンダード仕様であるゴールドウイングは設定なしとなります。
価格（税込）は、据え置きの346万5000円です。
（文：平塚 直樹）
