ホンダがフロントカウル付き大型ツアラー「レブル1100T」を正式発表。サドルバッグも標準装備

■カウルなし仕様の2023年モデルも発表

ホンダは、欧州で先行発表していた新型の大型ツアラー「レブル1100T」と「レブル1100T Dual Clutch Transmission(以下、レブル1100T DCT)」の国内モデルを正式発表しました。

ホンダがレブル1100Tを正式発表
ホンダ・レブル1100Tのサイドビュー

大型クルーザーモデル「レブル1100」のツーリング仕様として登場した新型は、大型フロントカウルとサドルバッグを装備していることで、快適なロングツーリングが楽しめるモデルです。

同時に、スタンダード仕様のレブル1100と「レブル1100 Dual Clutch Transmission(以下、レブル1100DCT)」にも、新色を採用した2023年モデルを公表。全4バリエーションで展開されることが明かになりました。

●パルス感が味わえる1082cc・2気筒エンジン搭載

2020年に登場したレブル1100は、500ccの「レブル500」や250ccの「レブル250」といったホンダのクルーザーモデル「レブル・シリーズ」のフラッグシップです。

シリーズ共通のシンプルでクールなイメージのロー&ロングなスタイルや、軽量かつ低重心で取り回しやすいサイズの車体を持つことが、大きな特徴。

ホンダがレブル1100Tを正式発表
レブル1100の新色「イリジウムグレーメタリック」仕様

搭載する1082cc・直列2気筒エンジンは、270度位相クランクの採用による不等間隔爆発により、力強いトラクション性能とパルス感が味わえることも魅力です。

さらに、最新の電子制御システムの装備により、高い安全性や快適性を持つことも注目点。ライディングモードは、「スタンダード」「スポーツ」「レイン」「ユーザー」といった4つから選択可能で、幅広いシチュエーションと路面状況に応じた最適なセッティングを選べます。

ホンダがレブル1100Tを正式発表
ホンダ・レブル1100T

ほかにも、高速道路などで車速を一定に保つことができるクルーズコントロール、グリップヒーターなど、ロングツーリングを快適にしてくれるさまざまな装備を採用。

ラインアップには、6速MT仕様と、変速操作が不用な独自のDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を採用した6速AT仕様があります。

●価格は131万4500円から、2023年2月23日発売

今回発表された新型のレブル1100T(6速MT仕様)とレブル1100T DCT(6速AT仕様)は、そのツーリングバージョンです。

ホンダがレブル1100Tを正式発表
ホンダ・レブル1100T DCT

いずれも長距離走行時の快適性に配慮し、ライダーへの走行風をやわらげる大型フロントカウルを採用。また、積載時の利便性を高めるサドルバッグを車体後部の両側(容量:右側16L、左側19L)に標準装備しています。

新型は、これら専用装備によりスタイリッシュなデザインと利便性を両立させると共に、より快適にロングツーリングが楽しめることが魅力です。

カラーリングはクールでスポーティーな印象が際立つ「ガンメタルブラックメタリック」1色の設定となっています。

ホンダがレブル1100Tを正式発表
レブル1100DCTの新色「イリジウムグレーメタリック」仕様

さらに、今回の発表では、前述の通り、スタンダード仕様のレブル1100(6速MT仕様)とレブル1100DCT(6速AT仕様)にも、新色を採用した2023年モデルを公表。

モダンな印象の「イリジウムグレーメタリック」(新色)と、クールでスポーティーな印象の「ガンメタルブラックメタリック」(継続色)の計2色を設定しています。

価格(税込)は、ツーリングバージョンのレブル1100Tが131万4500円、レブル1100T DCTが142万4500円。

スタンダード仕様のレブル1100が113万8500円、レブル1100DCTが124万8500円。

それぞれ2023年2月23日に発売される予定です。

(文:平塚直樹

この記事の著者

平塚 直樹 近影

平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
続きを見る
閉じる