ホンダの大型ネイキッド「CB1000R」に深みがあるレッドを採用した2023年ニューカラー登場

■ブラックエディションにも新グラフィック

ホンダは、大型スポーツネイキッドの「CB1000R」に、新色を採用した2023年モデルを発表しました。

ホンダのCB1000Rに2023年モデル登場
ホンダ・CB1000Rブラックエディションの2023年ニューカラー

スーパースポーツCBR1000RR系の1000cc・4気筒エンジンをストリート向けに扱いやすい特性へ再チューニングし、レトロなフォルムと現代的なスタイリッシュさを両立する車体に搭載するモデルがCB1000Rです。

2023年モデルでは、主なスペックはそのままに、より深みがあるレッドのカラーリングを採用。また、黒を基調とするカラーリングの「CB1000Rブラックエディション」にも、燃料タンクに新グラフィックを採用した新色を設定することで、いずれもより質感をアップしています。

●ネオレトロスタイルのストリートバイク

CB1000Rは、ホンダが誇るスーパースポーツCBR1000RR系のエンジンを搭載する大型スポーツネイキッドモデルです。

現行モデルは2018年に登場。丸目一灯ヘッドライトやアップライトなバーハンドルなどを採用し、1960年代に流行したカフェレーサー的なレトロな雰囲気と、現代的なテイストを融合させたネオレトロと呼ばれるジャンルのバイクです。

ホンダのCB1000Rに2023年モデル登場
CB1000Rのボルドーレッドメタリック(写真は欧州仕様)

2021年のマイナーチェンジでは、ヘッドライト、ラジエターシュラウド、エアクリーナーカバーのデザインを一新。凝縮感のある台形プロポーションをより強調するデザインに変更されています。

搭載する排気量998ccの水冷4ストローク4気筒エンジンは、元々サーキット走行などにも対応する高性能な特性を、ストリートやワインディングに最適な仕様へ変更。

吸排気系の最適化やギアのローレシオ化などを図ることで、4気筒らしい伸びやかな吹け上がりはそのままに、より力強いトルク感を実現します。最高出力145ps/1万500rpm・最大トルク10.6kgf-m/8250rpmを発揮します。

加えて、アクセル操作に対しリニアにパワーが出るスロットルバイワイヤシステムや、クラッチやスロットル操作なしにシフトチェンジを可能とするクイックシフターなど、数々の電子制御システムも採用。幅広いスキルのライダーが、快適かつ軽快な走りを楽しめる味付けもなされています。

ほかにも、軽量で剛性のある高張力鋼のモノバックボーンフレームを採用。左側フォークに減衰機構とスプリング、右側フォークにスプリングのみを装備したショーワ製SFF-BP倒立フロントフォークや、分離加圧式リヤサスペンションなどにより、高い路面追従性や上質なライディングフィールも実現します。

ホンダのCB1000Rに2023年モデル登場
CB1000Rブラックエディション(写真は欧州仕様)

さらに、車両とスマートフォンをブルートゥースで連携できるHonda Smartphone Voice Control system(HSVCS)も搭載。ハンドルスイッチまたは音声入力により、スマホアプリを使った音楽再生や通話などの操作を可能とするなどで、高い利便性も誇ります。

●艶やかで上質感を演出した新色を採用

その新型では、2022年9月に発表された2023年モデルと同様、基本スペックはそのままに、新色を採用しています。

ホンダのCB1000Rに2023年モデル登場
ボルドーレッドメタリック仕様ではヘッドライトリムなどのカラーをブラックに変更(写真は欧州仕様)

まず「ボルドーレッドメタリック」は、従来設定があったレッド(キャンディークロモスフィアレッド)よりも深みがあり、さらに艶やかで上質感を演出したカラー。また、ヘッドライトリム、トップブリッジ、ボトムブリッジ、ハンドルホルダー、シートレールをブラックに変更することで、車体各部をより引き締めた印象にしています。

ホンダのCB1000Rに2023年モデル登場
CB1000Rブラックエディションは燃料タンクに新グラフィック採用(写真は欧州仕様)

加えて、車体細部まで黒を基調とした配色のCB1000Rブラックエディションでは、従来からの「グラファイトブラック」はそのままに、燃料タンク上部に車名ロゴを配した新グラフィックも採用。ブラックの車体にシルバーのラインなどがアクセントとなり、より精悍なイメージを演出しています。

価格(税込)は、167万900円〜171万6000円。2023年1月19日(木)に発売される予定です。

(文:平塚 直樹

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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