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■伝説の銀×青、通称「スペンサーカラー」も復活
ホンダは、国産ビッグネイキッドの代表格、1284cc・水冷4気筒エンジンを搭載する「CB1300スーパーフォア」と「CB1300スーパーフォアSP」、ハーフカウル装着モデルの「CB1300スーパーボルドール」と「CB1300スーパーボルドールSP」に、それぞれカラーリングを変更した2023年モデルを発表しました。
しかも、標準モデルの「CB1300スーパーフォア」と「CB1300スーパーボルドール」に設定されたカラーは、1980年代にアメリカAMAスーパーバイクで伝説のライダー「フレディ・スペンサー」さんが乗っていた「CB750F」のカラーにそっくり。昔からのバイクファンにはおなじみの「銀×青」が復活します。
さらに、2022年は初代「CB1000スーパーフォア」が誕生して30周年。これを記念した受注期間限定モデルも追加され、初代モデルのカラーを彷彿とさせる「白×赤」も登場します。
●国産ビッグネイキッドの代表格
CB1300シリーズは、直列4気筒の大排気量バイクを作るという「プロジェクトBIG-1」のコンセプトを具現化した初代モデル「CB1000スーパーフォア」の登場以来、国産ビッグネイキッドの代表格として、根強い人気を誇るモデルです。
1998年登場の2代目モデルは、エンジンの排気量を1300ccにアップさせながらも、その個性的なフォルムを継承。現行モデルは2003年に登場し、2005年にはハーフカウルを装備したCB1300スーパーボルドールも発売されます。
さらに、2018年には、よりスポーティーで上質な走りを追求したCB1300スーパーフォアSPとCB1300スーパーボルドールSPも追加。
オーリンズと共同開発した専用フロントフォークやリヤサスペンション、フロントブレーキにはブレンボ社製のラジアルマウント式4ポットキャリパーを採用した仕様もラインアップしています。
●昔からのバイクファンには大注目のカラー
そんなCB1300シリーズの2023年モデルでは、主にカラーリングを変更。
CB1300スーパーフォアとCB1300スーパーボルドールには「デジタルシルバーメタリック」、上級モデルのB1300スーパーフォアSPとCB1300スーパーボルドールSPには「パールホークスアイブルー」が採用され、ぞれぞれ1色で展開されます。
中でも、注目は、前述の通り、標準モデルに採用された銀×青のデジタルシルバーメタリック。これは、まさしく、世界最高峰2輪レース「WGP」(現在のMotoGP)などで1980年代に活躍した伝説的ライダー、フレディ・スペンサーさんが、アメリカのAMAスーパーバイクで乗った「CB750F」のカラーを彷彿とさせます。
ホンダは、今までも、さまざまなモデルでこのカラーをたびたび復活させていますが、CB1300シリーズの30周年記念となる2022年に、再び採用。昔からのバイクファンには、大注目のカラーといえるでしょう。
●初代を彷彿とさせる白×赤も登場
さらに、今回は、これも前述の通り、初代CB1000スーパーフォアの発売から30周年を記念した限定モデルも登場します。
ベース車は、上級仕様のCB1300スーパーフォアSPとCB1300スーパーボルドールSP。それぞれのカラーリングには、パールホワイトを基調に、鮮やかなキャンディーレッドと、きらびやかなゴールドメタリックを組み合わせた「パールサンビームホワイト」を採用。初代モデルのイメージを想起させる雰囲気満点の色調が注目です。
さらに、限定モデルでは、燃料タンク上部に30周年記念のロゴを配したほか、メインフレームに高級感のあるメタリックレッドも採用。特別な仕様であることを演出しています。
なお、価格(税込)は、まず、標準モデルが
CB1300スーパーフォア:156万2000円
CB1300スーパーボルドール:167万2000円
で、2023年1月26日に発売。
上級仕様では、
CB1300スーパーフォアSP:193万6000円
CB1300スーパーボルドールSP:204万6000円
で、2022年12月15日に発売。
さらに、30周年記念モデルは、
CB1300スーパーフォアSP 30th Anniversary:195万8000円
CB1300スーパーボルドールSP 30th Anniversary:206万8000円
で、2022年10月21日(金)から2023年1月9日(月・祝)までの受注期間限定で、2022年12月15日に発売されます。
(文:平塚直樹)