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■DB5のスタントカーがオークションに
映画007シリーズといえばボンドカーの存在が欠かせません。なかでも、1964年公開の『007 ゴールドフィンガー』で初登場したアストンマーティン「DB5」は、最も有名な1台です。
ボンドカーのアイコンであるDB5は、2021年に公開された007シリーズ最新作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』にも登場しました。その撮影で“スタント役”を務めたレプリカの「DB5」が、今回イギリス・ロンドンのオークションに出品。292万2000ポンド(邦貨約4.7億円)で落札されました。
●Qが手掛けたお馴染みのギミックも装備したボンドカー
『ノー・タイム・トゥ・ダイ』のためにアストンマーティンが特別に製作した「DB5」レプリカは総勢8台。今回競売にかけられたスタントカーは、回転式ナンバープレート、煙幕噴出装置、ボタンひとつでヘッドライトから飛び出すガトリング砲といったお馴染みのガジェットを完備しています。
同オークションには、DB5以外にも特別な2台のアストンマーティンが登場しました。同じく『ノー・タイム・トゥ・ダイ』でダニエル・クレイグがドライブした1981年製「アストンマーティン V8」は、63万ポンド(約1億円)で落札。
アストンマーティンが『ノー・タイム・トゥ・ダイ』登場を記念して25台を製作した「DBSスーパーレッジェーラ 007エディション」は、40万3200ポンド(約6500万円)で競り落とされています。
●オークションは10月5日までオンラインで開催中!
つまり、3台のアストンマーティンだけで、落札額は350万ポンド(約5.6億円)以上にのぼったというわけです。このオークションは、ジェームス・ボンド映画の60周年を記念して開催されたもの。収益はすべて英国の慈善団体へ寄付されるそうで、英国諜報機関や英国特殊部隊の支援にも使われるということです。
ジェームス・ボンド60周年記念オークションは、オンラインで2022年10月5日まで開催中。ちなみに10月5日は、最初のジェームス・ボンド作品『007は殺しの番号(原題:Dr. No)』がイギリスで公開された記念すべき節目です。
●ディフェンダーのプリプロモデルも
競売会社クリスティーズのオンラインオークションページを覗いてみると、プリプロダクション仕様のランドローバー・ディフェンダー110も。こちらもやはり『ノー・タイム・トゥ・ダイ』で大迫力のカーチェイスシーンを繰り広げていたディフェンダーのスタントカーです。このクルマ、VINナンバーがなんと「SALEA7BU5L2000007」。こんなところにまで007が隠されているんです。気になる落札額は18万9000ポンド(約2900万円)でした。
ほかにもサイン入りのカチンコや楽譜、ボンドが着用したボウタイ、オメガのシーマスターといったジェームス・ボンドファンなら垂涎モノのアイテムがずらり勢揃いしています。カタログを眺めているだけでも楽しめるので、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
(三代やよい)
【関連リンク】
・クリスティーズ ジェームス・ボンド60周年記念オークションサイト パート1(英語)https://www.christies.com/auction/auction-21364-cks
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