松永 和浩 
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■Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTがコースレコードでQ1トップへ
9月17日（土）、18日（日）に宮城県のスポーツランドSUGOで開催の2022 AUTOBACS SUPER GT第6戦『SUGO GT 300km RACE』。9月17日（土）には公式予選が行われました。
GT300の予選Q1 A組の走行が始まると冷たい空気が張り込んだのでしょうか、風が気温と路面温度を下げていきます。GT500の予選Q1が始まる15時3分では気温24℃、路面温度34℃となります。
Q1スタート直後、36号車 au TOM’S GR Supraがアウトラップですぐにピットイン。エンジントラブルでタイムアタックができず計測なしで予選を終えてしまいます。
そんな中、64号車 Modulo NSX-GTがあと少しでコースレコードとなる1分9秒714を出します。そのQ1終了直前に38号車 ZENT CERUMO GR Supraが9秒台、1分9秒905を出しますが届かず。
さらに、チェッカーラップに16号車 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTが1分9秒660を叩き出してトップを奪います。これは塚越広大選手がNSX-GTで出したコースレコードである1分9秒676をRed Bull MOTUL MUGEN NSX-GTの大湯都史樹選手が更新したということになります。
●なんと今季4度目！WedsSport ADVAN GR Supraがポール獲得！
予選Q2は15時41分より行われます。ここで速さを見せたのが第2戦から第5戦まで3戦連続ポールポジションを獲得した19号車 WedsSport ADVAN GR Supra。
SUGO名物急勾配の上り坂でModulo NSX-GTに進路をふさがれる形で接近してしまったWedsSport ADVAN GR Supraの阪口晴南選手ですが、その時のタイムはQ1でRed Bull MOTUL MUGEN NSX-GTが出したコースレコードを更新する1分9秒627となり、トップとなります。この接近がなかったらどれだけタイムアップしていたのでしょう。
結局、このコースレコードは破られることはなく、WedsSport ADVAN GR Supraが今季4度目のポールポジションを飾ることとなりました。
予選2位は38号車 ZENT CERUMO GR Supraで立川祐路選手の最多ポールポジション記録更新ならず。予選3位は23号車 MOTUL AUTECH Zとなります。
大快挙ともいえる今シーズン4度目のポールポジションを果たしたWedsSport ADVAN GR Supra。
マシンとしての一発の速さは十分に発揮していると思われます。それを決勝レースにどうつないでいくのでしょう。
300kmというスプリント的なレースがどのように戦われることとなるのか？
決勝レーススタートは14時です。
【SUPER GT2022 第6戦 SUGO GT500 予選結果】
順位 ゼッケン 車名 ドライバー タイム
1 19 WedsSport ADVAN GR Supra 国本雄資 阪口晴南 1’09.627
2 38 ZENT CERUMO GR Supra 立川祐路 石浦宏明 1’10.005
3 23 MOTUL AUTECH Z 松田次生 ロニー・クインタレッリ 1’10.049
4 100 STANLEY NSX-GT 山本尚貴 牧野任祐 1’10.166
5 17 Astemo NSX-GT 塚越広大 松下信治 1’10.268
6 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra 関口雄飛 中山雄一 1’10.297
7 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT 笹原右京 大湯都史樹 110.335
8 64 Modulo NSX-GT 伊沢拓也 大津弘樹 1’11.303
9 8 ARTA NSX-GT 野尻智紀 福住仁嶺 1’10.440
10 37 KeePer TOM’S GR Supra サッシャ・フェネストラズ 宮田莉朋 1’10.482
11 3 CRAFTSPORTS MOTUL Z 千代勝正 高星明誠 1’10.584
12 14 ENEOS X PRIME GR Supra 大嶋和也 山下健太 1’10.669
13 24 リアライズコーポレーション ADVAN Z 佐々木大樹 平手晃平 1’10.747
14 12 カルソニック IMPUL Z 平峰一貴 ベルトラン・バゲット 1’10.928
15 36 au TOM’S GR Supra 坪井 翔 ジュリアーノ・アレジ
（写真：吉見 幸夫、松永 和浩／文：松永 和浩）
