ヤマハ「PW50」に2023年モデル。40年以上キッズに愛されるファンバイクに新色を採用

■上級オフロードレーサー「YZ」と同様のカラー採用

ヤマハ発動機(以下、ヤマハ)は、オフロードなどで楽しめるキッズ向けファンバイク「PW50」の2023年モデルを発表しました。

ヤマハのキッズ向けファンバイクPW50に2023年モデル
ヤマハ・PW50

新型は、上級オフロードレーサー「YZシリーズ」の2023年モデルとのリレーションを図った新色を採用。2022年10月31日より発売されます。

●1980年に登場したロングセラー

PW50は、1980年夏に米国で行なわれたディーラーショーでデビューしたキッズ向けファンバイクです。1981年シーズン以降、欧米をはじめ各地で広い支持を得たロングセラーで、体重25kg以下の子ども向けオフロード入門モデルとして、現在も高い人気を誇っています。

現行のPW50は、全長1245mm×全幅610mm×全高705mmというコンパクトな車体を持ち、車両重量も41kgと超軽量。475mmという低いシート高も相まって、小さな子どもでも取り回しをしやすいことが魅力です。

エンジンには、49cc・空冷2ストローク単気筒を搭載。メンテナンス製に優れるシャフトドライブも採用します。

ヤマハのキッズ向けファンバイクPW50に2023年モデル
ヤマハ・PW50

スロットルを回すだけで走ることができるオートマチックユニットの装備で、走行するための操作も非常に簡単。

自転車と同じ左右レバー式ハンドブレーキにより、初めてバイクに乗るキッズでも、ブレーキ操作を違和感なく行えます。

足まわりでは、アルミ製アウターチューブを採用し、オイルダンパーを両側に内蔵したフロントフォークを採用。リヤサスペンションは、減衰特性に優れたオイルダンパー付きです。

ほかにも、スロットル開度を調整できるスピードリミッターや、エンジンパワーを制限できるパワーリダクションプレートを装備。キッズの年齢やスキルの上達に応じたセッティングも可能です。

●よりスピード感あるデザインを採用

その2023年モデルでは、ボディカラーを一新。上級オフロードレーサー「YZシリーズ」の2023年モデルに施された新色と同様に、ヤマハブルーに異なる色域のブルーを組み合わせたカラーリングを採用。

ヤマハのキッズ向けファンバイクPW50に2023年モデル
ヤマハ・PW50

加えて、YZシリーズの特徴である直線的なホリゾンタル・ムーブメントのグラフィックは、よりスピード感あるデザインを採用し、YZシリーズとのリレーションを図っています。

なお、価格(税込)は22万円。ちなみに、このモデルは、ナンバープレートの取得や公道走行はできませんので念のため。

でも、コンパクトな車体ですから、ワンボックスカーなどのクルマに積んで、キッズ用オフロードコースなどアウトドアの安全な場所で、子どもを楽しませるには最適なモデルですね。

(文:平塚 直樹

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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