■アメリカで展開されているGR86のコマーシャル動画の魅力
アメリカ合衆国でのトヨタのコマーシャル動画でエキサイティングなものがあり話題となってます。
主人公は「GR86」。GR86ものだけでもいろいろと本数がありますが、ここで一つご紹介。GR86へのエンスーの純な気持ちをフォローしてくれている広告でもあり、猛暑の中にあっても癒されますのでいかがでしょうか、ご覧あれ。
●ショッピングモールを舞台にGR86がドリフト文化を披露
先頃公表された「GR86 特別仕様車RZ“10th Anniversary Limited”」、フレイムオレンジというボディ色で話題ですが、こちらの動画でも、現れ出たオレンジ色の86がまずは走り抜けてゆき、そして橋桁的発射台から驚きの飛翔へと向かい、まずは序幕がフィナーレ。
画面は、デイスプレイ前で歓喜に咽んでいる8人ほどの視聴者たちのルームへ。そしてそのルームの反響状況を見ながら、先ほどのGR86の動画をどうすべきかと提案、検討を進めている隣の会議室の4人に転じていきます。
GR86のアピールをどうすればいいのか、プレゼンテーターのふたりと彼らの上司かクライアントの上役かでありそうなふたりが、このあとから、ボケとツッコミではありませんが、動画の作成要点はこうあるべきではないのか、だったらこういうのはどうでしょう、というやりとりが始まります。
かたや杓子定規なありきたりの説明画像追加要求、かたやGRのスポーティキャラクターで解釈してくる動きある画像、といったような両極端なGR86の動画が先の視聴者に見せられてゆくと、一方ではブーイングや静まり返って居眠りが始まってしまったり、一方ではオベーションの嵐となったり…。
動画はどんどんとクライマックスに向かって行きます。アメリカの映画によくあるチェイサーカーシーンを彷彿させますが、それ以上にGR86は優美な走り。実際のショッピングモールの屋内に展開するショッピングルート、ブースの集まった一画の外側コーナーに立っている柱がありますが、なんと猶予10cmほどと思えるグリップポイントにノーズを保ちながらスライド演舞してゆく3台の86たち。
あんな狭いモールの通路で3台のD1共演となってゆきます。まさに、マジかよ! そのスタントマンの技量たるや驚くべきものがあります。まさか「ドリキン」じゃないよねとみまごうばかり。
とまあ、言ってみれば「クルマ好きの気持ち分かってんですか、社長!」、みたいな痛快なコマーシャル動画なんです。GR86だからできた展開なんだと、ファンはついつい思い込んでしまうものです。
詳しくは、見ていただくしかありません。