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■精悍なブラックを新採用、継続カラーと合わせ全4色で展開
ホンダは、扱いやすい出力特性と優れた環境性能を備えた原付二種スクーター「ディオ110(Dio110)」に、新色の「ポセイドンブラックメタリック」を新採用し、2022年7月28日(木)に発売することを発表。
これにより、カラーバリエーションは、従来からの継続色と合わせた計4色で展開されることになります。
●元祖はスポーティなルックスの50cc 2スト版
ディオ110は、1988年に登場した原付一種の50ccモデル「ディオ(Dio)」を元祖とする110ccの原付二種スクーターです。
50cc版のディオは、1980年代後半から1990年代に一世を風靡し、当時の原付スクーター・ブームをけん引した立役者。
なかでも、排気量49ccの空冷2スト単気筒エンジンを搭載したモデル群は(2001年以降は4ストエンジンに変更)、スポーティなルックスとシート下のメットイン・スペースなどの高い実用性が大きな支持を受け、大ヒットを記録します。
残念ながら、現在は50cc版はラインアップから外れていますが、たとえば、1990年登場のスーパーディオや1994年発売のライブディオなどは、当時を知る世代にとって、今でも記憶に残る名車といえるのではないでしょうか。
●扱いやすく経済的な109ccエンジン
原付二種のディオ110は、初代モデルが2011年に登場。2015年に2代目、2021年に2度目のフルモデルチェンジで現行の3代目が登場します。
現行モデルの主な特徴は、排気量109ccの空冷4ストローク単気筒「eSP」エンジンを搭載すること。最高出力8.7psを発揮するこのエンジンは、圧縮比を高めたコンパクトな燃焼室の採用で、燃焼効率と低中速域の出力を向上し、軽快な走りを実現します。
また、従来モデルよりもロングストローク化することで燃焼効率を高め、低燃費化にも貢献。アイドリングストップ・システムなどの採用もあいまって、WMTCモード値54.9km/Lという優れた燃費性能も実現します。
さらに、高剛性と軽量化を追求した独自の「eSAF」フレームや、前後14インチの大径ホイールの採用などによる、安定性と快適性を両立した走りも魅力です。
ほかにも、「Honda SMART Keyシステム」の搭載で、スマートキーをポケットやカバンなどに携帯していれば、キーを取り出さなくてもメインスイッチノブの解施錠が可能。
アナログ式メーター内には、低燃費走行をサポートするECOインジケーターや走行距離などを表示する液晶ディスプレイも採用し、使い勝手も抜群です。通勤・通学はもちろん、買い物など日常の足として最適なスクーターといえるでしょう。
●精悍で落ち着きあるブラックを新採用
そして、今回追加された2022年の新色は、「ポセイドンブラックメタリック」。ダイナミックなボディラインでアクティブさを表現したディオ110に、より精悍で落ち着きのある印象を与えています。
カラーバリエーションには、ほかにも、継続カラーの「パールジャスミンホワイト」「ディセントシルバーメタリック」「マットスターリーブルーメタリック」も用意し、計4色で展開されます。
価格(税込み)は、ポセイドンブラックメタリック、パールジャスミンホワイト、ディセントシルバーメタリックが24万2000円、マットスターリーブルーメタリックは24万5300円です。
(文:平塚 直樹)