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■ニューカラーを追加し全3色で展開
ホンダは、745cc・2気筒エンジンに自動変速機構「DCT」をマッチングした、スクータータイプの大型アドベンチャーモデル「X-ADV」に新色を追加しました。
タフなイメージのスタイリングや、ダート走行から長距離ツーリングも楽しめる充実装備が魅力の個性派モデルに、鮮烈な印象の赤と、マッシブなイメージを演出するツヤ消し黒の2色を新たに設定し、2022年7月28日(木)に発売します。
●745cc・直列2気筒とDCTをマッチング
2017年に登場したX-ADVは、アドベンチャーモデルの力強さとコミューターモデルの利便性を高次元で融合させた新感覚バイクです。
エンジンには、力強いトルク特性と優れた燃費性能を両立させた745cc・直列2気筒を搭載。
ホンダ独自の自動変速機構「DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)」と組み合わせることで、変速操作なしのスクーター的感覚で乗れる快適性と、マニュアル車のような俊敏な加速感を両立したモデルです。
また、減衰力調整機能付きの倒立フロントフォークや、軽量のアルミ製スイングアーム、作動性に優れたプロリンクサスペンションなどで足まわりも強化。
フロントに17インチ、リヤに15インチのブロックパターンタイヤを装備することで、郊外の荒れた舗装路からフラットダートまで、幅広いフィールドで軽快な走りも実現します。
2021年にフルモデルチェンジを受けた現行モデルでは、ピストンをはじめとするパワーユニット各部の軽量化や吸排気系を最適化することで、最高出力の向上と優れた環境性能を両立。
最高出力58ps/6750rpm・最大トルク7.0kgf-m/4750rpmを発揮し、WMTCモード値27.7km/Lという高い燃費性能も実現します。
また、ライダーをサポートする電子制御技術として、「スロットルバイワイヤシステム(TBW)」を新たに採用し、ライダーの好みやさまざまなシーンに応じて走行フィーリングを任意に選択できるライディングモードも搭載。
シート下には、22Lの大容量ラゲッジスペースも装備したほか、スマホの充電なども可能なUSBソケットを搭載するなどで、普段使いからツーリングまで、多様な用途での利便性も向上させています。
なお、AT限定の大型二輪免許で運転可能です。
●都会的で落ち着いたグレーも継続販売
今回、新しく設定されるカラーリングは、まず、鮮烈な色合いで存在感を放つ赤の「グランプリレッド」。
さらに、力強く精悍な印象を与えるツヤ消し黒の「マットバリスティックブラックメタリック」も用意されます。
なお、従来から設定がある、都会的で落ち着いた「パールディープマッドグレー」も継続販売されることで、全3色のラインアップになります。
価格(税込み)は132万円です。
(文:平塚 直樹)