新型レクサスRXは「スピンドルボディ」による塊感のある魅惑的なボディでアピール

■「RX500h F SPORT Performance」には、ドライバーが意図した走りを生み出す四輪駆動力システム「DIRECT4」を搭載

2022年6月1日(水)、新型レクサスRXが世界初公開されました。現行型のレクサスRXは、2015年10月の発売でしたので、7年近いモデルライフを迎えようとしています。気になる日本での発売は、2022年秋頃とされています。

レクサスRX
世界初公開された新型レクサスRX

レクサスは、2030年までに全カテゴリーでバッテリーEVのフルラインナップ化を掲げていて、2035年には世界でバッテリーEV100%の販売を目標としてアナウンス済みです。

新型のボディサイズは、全長4890×全幅1920×全高1695mm。全長は従来型と同じで、全幅は25mmワイド、全高は10mm低く、ホイールベースは60mm長くなっています。

レクサスRX
新型レクサスRXのリヤビュー

ロングホイールベース化による後席の居住性向上も期待されます。新型RXは、車両の素性を徹底的に磨き上げ、同ブランドの原点である上質な乗り心地、高い静粛性を重視しながら「Lexus Driving Signature」をさらに進化させたそう。

レクサスRX
レクサスRXのサイドビュー

「RX500h F SPORT Performance」には、レクサスRZに続いて、電動化技術を活用した四輪駆動力システム「DIRECT4」が採用されています。新開発ハイブリットシステムとの組み合わせにより、レスポンスのいい伸びやかな加速を実現したとしています。緻密な四輪駆動制御により、前後輪のグリップ力を最大限に活かし、車両姿勢をコントロールしながらダイレクトかつトルクフルで気持ちのいい新たな走りを提案。

レクサスRX
新型レクサスRXのインパネ

また、レクサスの世界展開で中核を担うモデルとして、より多様化するニーズに応えながら、カーボンニュートラル実現に貢献すべく、多彩なパワートレーンが設定されています。「RX500h」には、電動化技術による新たなドライビング体験を実現する「2.4L-T HEV DIRECT4」を搭載。「RX450h+」には、クラストップレベルのEV航続距離と力強い加速性能を実現したという「2.5L PHEV E-Four」が採用されています。

レクサスRX
新型RXのリヤシート。ロングホイールベース化により居住性も向上するか?

「RX350h」は、低燃費と気持ちの良い走りを両立する「2.5L HEV E-Four/FF」になります。ガソリンエンジン仕様も設定されていて、「RX350」はトルクフルでダイナミックな走りを実現する「2.4L-T AWD/FF」を用意。

デザイン面での変革も盛り込まれています。エクステリアでは、踏ん張り感のあるスタンスが強調されています。レクサスの独自性を担う「スピンドルボディ」という塊感のあるボディ、冷却機能を両立するフロントグリルが一体化された造形が目を惹きます。

レクサスRX
新型レクサスRXのインパネ

インテリアでは、人間中心の「Tazuna Concept」に基づき、操ることを楽しめる運転席と、開放的で快適な居住空間の両立を目指したそうです。

※上記写真は、プロトタイプです。

●ボディサイズ:全長4890×全幅1920×全高1695mm
●ホイールベース:2850mm
●タイヤサイズ:19/21インチ

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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