■データによる楽曲再生に特化したメカレスモデルも設定
カーナビが表示されないカーオーディオは、スマホ連携が当たり前になったこともあり、その需要は根強いものがあるようです。さらに、カーオーディオを使い、車内で好きな音楽を思う存分楽しみたいというニーズも、今のコロナ禍では、「密になりにくい」こともあり、ますます高まっているかもしれません。
そんな中、JVCケンウッドは、「ケンウッド」ブランドのカーオーディオ2022年モデルを発表しました。
「Amazon Alexa」が搭載された1DINレシーバー「U382BT」「U342BT」と、2DINレシーバーの「DPX-U760BT」、データによる楽曲再生に特化したメカレスモデルの2DINレシーバー「DPX-U760BMS」の計4モデル展開で、2022年6月上旬より順次発売されます。
なお、メカレスモデルの「DPX-U760BMS」は、2DINスペースが空いていて、CDはもう聴かないという方に最適です。
全モデルにBluetoothが搭載され、スマホ内にストックされた楽曲再生はもちろん、ハンズフリー通話が可能。さらに、音楽再生中でもワンプッシュで通話ができるハンズフリー専用の「ハンズフリーボタン」が備わるほか、「発着信履歴表示」や「連絡先プリセット(6件)」などの機能も搭載されています。
最大のトピックスは、この2020年モデルから「Amazon Alexa」が搭載され、音声操作に対応された点。音声操作は、「アレクサ」と話かけるだけでスマホ経由の起動が可能です。
起動から音楽のストリーミング再生、ニュースや天気予報といった情報の確認まで、すべて音声で操作することができます。
また、オーディオ機能として、96kHz/24bitまでの音声ファイルフォーマット「FLAC」に対応するほか、「24bit DAC」の搭載などの高音質化技術を採用。車内でクリアなサウンドが享受できます。
1DINモデルは、イルミネーションカラーを変更できる「U382BT」(最大1,000色のバリアブルカラー表示に対応)と「U342BT」(3色から選択可能)の2モデルを設定。
3行表示に対応する大型LCDが搭載された2DINモデルには、CD再生に対応する「DPX-U760BT」と、新たにデータによる音楽再生に特化したメカレスモデル「DPX-U760BMS」が追加されています。愛車のDINスペースや好みに合わせて選択可能です。
そのほか、車内サウンドのベストポジションを実現するデジタルタイムアライメント調整機能、車内の状況や好みに合わせて周波数レベルをきめ細かく調整できる13バンド8パターンイコライザーなどが搭載され、より良い音で好きな音楽を楽しめます。
なお、同機とiPod、iPhoneの接続には、別売のiPod接続ケーブルが必要。また、同機にUSB経由でiPhoneを接続する際は、別売のiPod接続ケーブル「KCA-iP103」(Lightningコネクタ搭載モデル用)が必要になります。
●価格:すべてオープン
●市場推定価格
MP3/WMA/AAC/WAV/FLAC対応CD/USB/iPod/Bluetooth 1DINレシーバー「U382BT」:1万7000円前後(6月下旬発売)
MP3/WMA/AAC/WAV/FLAC対応CD/USB/iPod/Bluetooth 1DINレシーバー「U342BT」:1万7000円前後(6月下旬発売)
MP3/WMA/AAC/WAV/FLAC対応CD/USB/iPod/Bluetooth 2DINレシーバー「DPX-U760BT」:2万1000円前後(6月下旬発売)
MP3/WMA/AAC/WAV/FLAC対応USB/iPod/Bluetooth 2DINレシーバー「DPX-U760BMS」:1万8000円前後(6月上旬発売)
(塚田 勝弘)