■ロボットカー「エポロ(EPORO)」姿の案内人が旅をサポート
2022年4月25日(月)、日産自動車は、2022年1月に実施したVR(Virtual Reality)・メタバース上で体験できるイベント「日産アリアとめぐる環境ツアー」をいつでも自由に体験できるように再設計し、同日から一般公開しました。
メタバースは、リアルワールドとは異なる仮想空間やサービスのことで、かつてのブームとは異なり、今後、着実に普及するという見方が多いように感じられます。
メタバースなどの先端技術に注力している日産は、メタバース上のバーチャルギャラリー「NISSAN CROSSING(ニッサン クロッシング)」の公開をはじめ、デジタル上でも新たなコミュニケーションの場を広げています。
「日産アリアとめぐる環境ツアー」は、VR上の「NISSAN CROSSING」からEVの日産アリアで出発し、地球温暖化の影響を体験する、VRChat(VRチャット)上でのツアー形式のイベント。
今年1月に開催された参加者限定イベントでは、参加者から好評を得たそう。
ほかにも、メタバース上のバーチャルギャラリー「NISSAN CROSSING」において高齢ドライバーの安全走行を促進、啓発する「ハンドルぐるぐる体操」の体験会が同年3月に実施されています。
今回の一般公開は、前回参加できなかった人をはじめ、多くの方からツアーを体験したいという要望が多くあり、参加者の好きな時間にツアー体験できるように再設計されています。
同コンテンツは、深刻化する地球温暖化の影響を体感しながら、カーボンニュートラルに向けたアクションを参加者が自ら考えるツアー。同社が開発したロボットカー「エポロ(EPORO)」姿のスタッフが案内人になり、旅の案内をしながら参加者をサポートします。各エリアで様々な説明を行いながらツアーが進行します。
同社は、普及しつつあるVRコミュニティの一員として、その普及を後押しし、既存の枠組みを超えた新たな情報発信に今後も取り組んでいく予定としています。
(塚田 勝弘)