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■F1 2022年シーズン開幕!
ついに2022年のF1が開幕しましたね! まだ1戦しか終わっていませんが、今シーズンも面白くなりそうな予感しかしません。
何といっても、あの名門フェラーリがトップ争いに帰ってきたのですから!!
「F1が好き」と言うと、ほとんどの人から「フェラーリが好きなの?」と聞かれるほど、F1に興味がなくても【F1=フェラーリ】というイメージを持っている人が多い気がするんです。
実際、私もF1を見始めるまでは同じイメージを持っていたし、初めて日本GPを観に行った時(2006年)はフェラーリのカラーリング、エキゾーストノート、走り、全てがかっこよく、まるで憧れの芸能人に会ったかのように興奮したのを今でも鮮明に覚えています。
そのくらい、私の中ではトップチームだったのですが、ここ数年は厳しいシーズンが続いていました。
プレシーズンテストから「復活か!?」と囁かれてきたフェラーリ。いやいや実際レースが始まらないと分からないし、きっと今年もメルセデスとレッドブルがさらりとトップタイムを出すんでしょ、なんて思っていました。
が! 本当にフェラーリは速かった!!
ということで、開幕戦バーレーンGP (3月18日-20日)を振り返ってみましょう☆
●開幕戦の楽しみと言えば…?
毎年、今年はどんなシーズンになるのだろうとドキドキ、ワクワクする開幕戦ですが、私が1番楽しみにしているのがオープニング映像。はい、今年も100点満点のかっこよさでしたよ。
F1ドライバーってこんなにかっこよかったっけ? 顔面偏差値高すぎじゃない!? と1人で大興奮。セッションが始まる前から興奮しすぎて、なんだかもう疲れちゃいました(笑)。
この映像だけでも地上波で放送してくれたら、もっとF1ファンが増えるのではないかなぁ…と密かに思っているのですが、いかがでしょう?
まだ見ていない!という方は、F1オフィシャルYouTubeで見る事ができるので、チェックしてみてくださいね。
●ルクレール vs. フェルスタッペンに大興奮!
開幕戦のポールポジションを獲得したのは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)! チームメイトのカルロス・サインツJr.は3位で、予選から速さを見せつけてくれましたよね。
予選後のインタビューでは、「良い気分だよ。この2年間チームにとって厳しかったけど、また戦えるポジションに戻ってこれて嬉しい」と、嬉しそうな表情で答えたルクレール。
随分大人っぽくなったなと思いながら見ていましたが、ピレリのミニタイヤにサインを書く時、インクを出すのにサインペンを一生懸命、地面にポンポンと叩き付けている姿が少年のようでほっこりしちゃいました。
決勝日。フロントローに並ぶのは昨シーズンのチャンピオン、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)です。
予選で速かったとはいえ、どこかでまだフェラーリ復活を信じきれていなかった私。スタートでフェルスタッペンに抜かれて優勝は厳しいのではないか、戦略で失敗するのではないか…などなど、マイナスな事ばかり考えていました。
しかし、私の心配を一瞬で吹き飛ばす完璧なスタートをきめ、ルクレールがリード!
17周目には、先にタイヤ交換を終えたフェルスタッペンにターン1で近づかれパスされるも、続くターン4でDRS(Drag Reduction System/可変リヤウイング) を使って首位を取り戻しました。
翌周、再びフェルスタッペンに仕掛けられ同じくターン1でパスされるも、またしてもルクレールがターン4でパス!
さらにさらに、19周目のターン1でフェルスタッペンがインに飛び込むもタイヤをロックアップさせてしまい、ルクレールがクロスラインで首位を守りきったのです!!
いや〜、この戦いはしびれました。何度も何度もしかけるフェルスタッペンもかっこよかったし、それを冷静に守りきったルクレールも最高にかっこよかった!
マシンのレギュレーション変更により、オーバーテイクや接近戦が増えると聞いていましたが、たしかに、すーっと前のマシンに近づいていっているように見えました。今シーズンは名バトルがたくさん見れそうですね。楽しみ〜!!
●レッドブル勢に悲劇が
好調のフェラーリに対し、レッドブル勢は負の連鎖が起きてしまいました。レース終盤、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)のマシンが出火しリタイア(無事で良かった…涙)。これによりセーフティカーが導入され、その間にフェルスタッペンがステアリングが重く引っかかりを感じると訴えます。
リスタートはこなせたものの、その後も「バッテリーはどうなってる!?」とマシンの不調を訴え続けるフェルスタッペン。チームからは「大丈夫」と無線が入りますが、55周目にスローダウン。リタイアとなってしまいました。
さらにチームメイトのセルジオ・ペレス(レッドブル)が「パワーを失っている」と訴え、最終ラップのターン1でスピン。3番手から最後尾まで順位を落としてしまったのです。
レッドブル、一体どうしちゃったの!? 昨シーズン好調だっただけに、驚きを隠せませんでした。どうか次戦までには解決していますように…。
レッドブルのトラブルにより、サインツJr.が2位、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が3位フィニッシュ! 予選5番手と昨シーズンまでの速さが出なかったハミルトンがチャンスをものにし、しっかり表彰台を摑み取ったのはさすがです。
レース後のインタビューでは、「まずはフェラーリにおめでとうと言いたい。彼らが良い走りをしてるのは嬉しいよ。なんと言っても歴史的なチームだからね」と心から喜んでいて、やっぱりハミルトンもライバルとはいえ、フェラーリが強いチームでいてほしいと願っていたんだなぁと思い、なんだか嬉しくなりました。
●かっこよさが溢れた表彰式
ルクレールは「凄くハッピーだよ。過去2年は本当に辛かったけれど、チームが素晴らしい仕事をしてくれた。応援してくれたみんな、本当にありがとう」とコメント。
チームクルーもとっても嬉しそうで、ポディウムの下でイタリアとフェラーリのフラッグを振りながらイタリア国歌を熱唱している姿を見ると、見ているこちらまでテンション上がりますよね。
そしてルクレールが表彰式の最中に、下にいるチームクルーたちにウインクしたり目を大きくしたりしている姿がかっこよすぎてドキドキ。
そこにとどめをさしたのが、ハミルトンですよ。
フェラーリの2人が大はしゃぎしているのを楽しそうに見ていたり、ルクレールに優しい顔で話しかけていたりと、かっこよさが溢れすぎて鼻血ものでした。チャンピオンの荷がおりて、すっきりしたのかな?
●バーレーンGPの助演男優賞はこの2人!
バーレーンGPを更に盛り上げてくれたのが、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)とケビン・マグヌッセン(ハース)。
今シーズン、メルセデスからアルファロメオに移籍したボッタスは予選6番手(チームメイトは15番手)で、102戦連続Q3進出という素晴らしい記録を更新しました。
正直、「もう上位で走っている姿を見れなくなるのね…」と思っていたのですが、まさか6番手とは。
しかもボッタスと交代でメルセデスへ移籍したジョージ・ラッセルよりも良い位置でスタートできたのだから、驚きです。ドライバーの意地を見せつけた走りは、最高にかっこよかった!
そしてニキータ・マゼピンの後任ドライバーとして、2020年まで所属していたハースに急遽復帰が決まったマグヌッセンは、予選7番手(チームメイトは12番手)。1年ブランクがあったとは思えない、見事な走りでしたよね。
昨年1月に誕生した愛娘のローラちゃんを連れてきており(めちゃくちゃ可愛い!)、可愛くてしかたないというパパの顔を見ることができたのも嬉しかったです。
娘と月齢が近いこともあって、勝手に親近感をいだいております(笑)。
決勝ではマグヌッセン5位、ボッタス6位という、またまた素晴らしい結果でレースを終えた2人。今シーズン、トップ争いに絡んで願わくば表彰台にあがる姿を見せてほしいっ!
(yuri)