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■マリオシリーズなどで大人気となったファミコンが3年半で1000万台突破
1987(昭和62)年3月23日、その3年半前の1983年に発売されたTVゲーム機ファミコン(ファミリーコンピュータ)が、売り上げ1000万台を突破。カセットタイプのソフトを本体に差し込んでプレイする斬新なファミコンは、家庭用ゲーム機の先駆けとなりました。マリオやドラゴンクエストⅢなど、子供だけでなく大人も夢中にさせて一大ブームを巻き起こしましたね。
3月23日には、フィギュアスケートの本田武史、テニスの沢松奈生子、作家の戸川昌子、野球の川上哲治、料理研究家・陶芸家の北大路魯山人、レーシングドライバーのハイメ・アルグエルスアリなどが生まれています。本日紹介するのは、スペイン人ドライバーのアルグエルスアリです。
●史上最年少記録も樹立したF1ドライバー、ハイメ・アルグエルスアリが誕生
ハイメ・アルグエルスアリは、1990年3月23日にスペインのバルセロナで、Moto50への参戦経験を持つ父親のもとで生まれました。8歳でカートレースにデビューし、2003年と2004年には欧州カート選手権で活躍します。2005年にフォーミュラ・ジュニア・ルノー1600で15歳の史上最年少優勝を果たし、直後にレッドブル・ジュニアチームに加入。2006年にイタリア・フォーミュラ・ルノーで最年少表彰台、2008年には英国F3で18歳の最年少チャンピオンに輝きます。
そして2009年8月、トロ・ロッソからハンガリーGPでF1デビュー。19歳165日でのF1デビューは、当時の最年少記録でした。続く2010年のマレーシアGPでF1史上2番目の若さで9位入賞を果たしますが、残念ながら2011年をもってF1ドライバーのシートを失いました。2014年と2015年にはフォーミュラEに参戦しますが、2015年にモータースポーツから引退。その後、ミュージシャンとして活動していましたが、31歳になった昨年からカートレースに出場、カートでのチャンピオンという新しい目標に向かって再び走り始めました。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょうか?
●スズキ初の本格的軽乗用車のスズライト・フロンテがデビュー!
1962(昭和37)年3月23日、スズキから「スズライト・フロンテ」がデビューしました。スズキは1955年に日本初の量産軽自動車「スズライト」を世に送り出しましたが、主としてバンタイプの商用車が中心でした。当時、商用車は物品税が非課税というメリットがあり、価格を抑えることができたからです。
そのような中、より大衆に好まれるような軽乗用車として登場したのが、スズライト・フロンテでした。ボディスタイルはスズライトバンをベースに、リアには軽乗用車として初めて、小さいながら独立したトランクを装備。そのために乗員は4名でしたが、後席は大人が座るには窮屈でした。パワートレインは、空冷の360cc直列2気筒2ストロークエンジンとシンクロメッシュ機構の3速MTの組み合わせで、駆動方式は当時としては珍しいFFでした。
スズライト・フロンテは、その後1967年に登場して人気となった「フロンテ360」までのつなぎのようなモデルでしたが、当時の軽自動車ブームに大きな影響を与えたことは間違いありません。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。
(Mr.ソラン)