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■新型の大型スポーツモデルがついにベールを脱ぐ
ホンダは、2022年3月19日、新型のロードスポーツモデル「HAWK 11(ホークイレブン)」をついに世界初公開しました!
ロケットカウル付きのネオレトロなカフェレーサー風スタイルを採用したフォルムや、1100ccの2気筒エンジンを搭載するなど概要を発表。また、YouTubeの公式チャンネルでは動画も公開しています。
●パワーユニットは1100cc2気筒
ホークイレブンは、ホンダが2022年3月19日に「第38回 大阪モーターサイクルショー2022」(3月19日〜21日・インテックス大阪)の会場や、公式の「Hondaモーターサイクルショー2022」特設サイトで世界初公開することを予告していた新型ロードスポーツ。
事前にイメージ画像などが公開されていましたが、今回初めてその全体的なスタイルなどが公表されました。
パワーユニットには、6速マニュアルトランスミッションを装備した1100cc(1082cc)水冷4ストロークOHC・直列2気筒エンジンを採用。
大型アドベンチャーモデル「CRF1100Lアフリカンツイン」系のツインエンジンで、低速から豊かで幅広く使えるトルクと高回転までスムーズに回る特性が魅力。同系のパワーユニットは人気クルーザーモデルの「レブル1100」などにも採用されています。
また、ホークイレブンには、ライディングをサポートする先進の電子制御技術を搭載。
スポーツモデルらしいダイレクトなスロットルレスポンスに寄与する「スロットルバイワイヤシステム」や、走行状況や好みに合わせてあらかじめ設定された出力特性を選択できる「ライディングモード」などを採用しています。
●ロケットカウル付きのネオレトロモデル
外観は、デイランプ付き丸型1灯ヘッドライトを装備した一体成型FRP製のロケットカウルを採用。セパレートタイプのハンドルや、フロントカウルから低い位置に伸びるミラーなどの採用で、カフェレーサー風のスタイルを演出します。
ちなみに、カフェレーサーとは、1960年代に流行したカスタムバイクのスタイルで、当時のレーシングマシンのような先端が突き出たカウル、低いハンドルやバックステップなどでスポーティなフォルムを持ったバイクのこと。
近年、世界的に人気が高いネオレトロモデルに採用されることも多いスタイルで、ホークイレブンの外観にも、そうした最新トレンドを取り入れています。
車体では、セミダブルクレードルフレームに前後17インチホイールを組み合わせ、軽快なハンドリングに寄与するキャスター角を設定。サイレンサーの位置を上方に配置しバンク角を確保するなどで、スポーティな走りに貢献します。
車名のホークとは、1970年代に一世を風靡した空冷2気筒エンジン搭載のスポーツモデル、400ccの「ホーク-Ⅱ(CB400T)」と250ccの「ホーク(CB250T)」が由来。
ホンダでは、新型ホークイレブンのメインターゲットを「経験豊かなベテランライダー」としていますから、まさに若い時代に当時を知る、(筆者を含めた)おじさんライダーたちが喜ぶネーミングを採用したということですね。
さらなる詳細や価格、発売時期はまだ未発表ですが、登場がいまから楽しみです。なお、ホークイレブンに関する情報は「Hondaモーターサイクルショー2022」特設サイトでも公開。
また、ホンダの公式YouTubeチャンネルでは、走行シーンや排気音サウンドなども楽しめます。
(文:平塚直樹)
【関連リンク】
「Hondaモーターサイクルショー2022」特設サイト
https://hondago-bikerental.jp/bike-lab/mcs2022/?from=newslink_text
「HondaGO BIKE RENTAL」公式YouTubeチャンネル
走行シーン
排気音サウンド