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■集会を記念して今日は「国際女性解放の日」
1904年3月8日、米国ニューヨークの女性労働者が参政権を求めて集会を開き、後に「国際女性解放の日」に設定されました。米国全土で女性参政権が与えられたのは1920年、日本は戦後の1946年でした。この25年の遅れが、いまだに日本の女性の社会進出などに尾を引いているようですね。
さて、3月8日に生まれたのは、Mr.Childrenの桜井和寿、ザ・ドリフターズの高木ブー、漫画家の水木しげるとはらたいら、彫刻家の高村光雲、化学者のオットー・ハーン、音楽家のカール・フィリップ・バッハなどです。本日紹介するのは、核分裂を発見したオットー・ハーンです。
●ウランの核分裂を発見したオットー・ハーン博士が誕生
オットー・ハーンは、1879年3月8日にドイツのフランクフルトで生まれました。マールブルク大学で化学を学び、兵役に従事した後、1904年に英国の大学でラジオトリウム、1905年にはカナダの大学でトリウムCとラジオアクチニウムを発見。1906年にドイツに戻り、フィッシャー研究所で放射能の研究を続けます。
そして1938年、ウランに中性子をあてると、バリウムとクリプトンに核分裂することを発見しました。この核分裂によって放出されるエネルギーは、通常の化学反応で放出されるエネルギーの数千倍にも達します。これを知った米国は、ドイツがこの核分裂を利用した原子爆弾を製造するのではないかと恐れて、急いで原子爆弾の製造に乗り出したと言われています。結果的に、これが広島と長崎の原爆投下という悲劇につながったのでした。広島に原爆が投下されたことをラジオで知ったハーン博士は、自分たちは原子爆弾を作らなくてよかったと語ったそうです。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
●ホンダNSXにオープントップモデル「NSXタイプT」が登場!
1995(平成7)年3月8日、ホンダNSXのオープントップモデル「NSXタイプT」がデビューしました。1990年に鮮烈なデビューを飾ったNSXは、オールアルミ製軽量モノコックボディに3.0L V6DOHC24Vエンジンをミッドシップ搭載し、その性能を余すことなく発揮する優れた足回りと数々の先進技術を採用していました。本格的なスポーツカーとして大きな話題を呼び、バブル期の勢いもあって人気を博しました。1992年にはピュアスポーツモデルへと進化させた「NSXタイプR」も追加されています。
そして次に登場したのが、オープンカーの解放感とクーペの快適性・利便性を追求したNSXタイプTでした。スポーティな走りを堪能できる高いボディ剛性を確保した上で、脱着を可能にしたルーフがアピールポイントです。軽量8.5kgのアルミ製ルーフの脱着は、左右のレバー操作だけで行え、取り外したルーフは、容易にリアキャノピー内に収めることができました。その他にも、シフト操作をステアリングコラム横にあるスイッチで操作できるFマチックや、電動スロットル制御のDBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)も採用されました。
NSXの発売当初は、納車数年待ちとも言われましたが、待っている間にバブルは崩壊し、タイプTが登場した頃は、NSXの人気も販売も低迷していました。残念な時期に登場したNSXタイプTでした。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。
(Mr.ソラン)