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■日本初の日本ブラッドバンク(血液銀行)設立
1951(昭和26)年2月26日、日本初の血液銀行となる日本ブラッドバンクが設立されました。後にミドリ十字となりましたが、1952年には日本赤十字社が設立した血液銀行が血液センターとして、その役割を引き継ぎました。世界的には、1937年にシカゴに設立されたブラッドバンクが最初です。
さて、2月26日に生まれたのは、ラグビーの松島幸太朗、ミュージシャンの桑田佳祐、サッカーの三浦知良、ジャズピアニストの山下洋輔、芸術家の岡本太郎、ラリードライバーのセバスチャン・ローブなどです。本日紹介するのは、ラリー界のスーパースター、セバスチャン・ローブです。
●WRCを9連覇し、現在も戦い続けるセバスチャン・ローブが誕生
セバスチャン・ローブは、1974年2月26日にフランスのアグノーで生まれました。少年時代は体操選手を目指してフランス国内で5位になるほど実力がありましたが、オリンピック断念を機にラリードライバーを目指します。すぐに頭角を現し、1999年のシトロエン・サクソ・トロフィシリーズで優勝。2001年にはジュニアWRCで6戦5勝して、一躍脚光を浴びます。2003年にシトロエン・トタルからWRCにフル参戦デビューすると、2004年から2012年まで前人未到の9連覇を達成しました。
セバスチャン・ローブは、WRCだけでなく、フォーミュラ以外はすべて挑戦したと言われるほど、他のレースでもその実力を発揮しています。2014年と2015年に世界ツーリングカー選手権2位、2015年にはダカール・ラリーに挑戦して総合9位。その他、シルクウェイ・ラリーなどにも参戦した後、2018年にWRCに電撃復帰しました。今年2022年の初戦ラリー・モンテカルロではなんと優勝。47歳の最年長優勝であり、WRC通算80勝となる快挙でもあります。今日で48歳、まさにラリー界の鉄人、スーパーマンですね。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
●スタイリッシュな小型スペシャルティカーの三菱ランサー・セレステがデビュー!
1975年2月26日、三菱から小型スペシャルティカーの「ランサー・セレステ」がデビューしました。セレステは1973年に登場した初代ランサーをベースとしたモデルで、1971年に登場した「ギャランクーペFTO」の実質的な後継モデルです。
スタイリングは、丸目2灯に大きなリアゲートを持つ2ドアファストバックのスポーティなフォルム。いっぽうで、リアゲートを開けると広い荷室があり、リアシートを前に倒すと室内後部にカーペット張りの広いスペースが生まれるなど、実用的な面もありました。パワートレインは1.4L直4SOHCと1.6L直4SOHCのキャブ仕様およびツインキャブ仕様という3機種のエンジンに、4速&5速MTを組み合わせたものでした。
スポーティなデザインが若者の注目を集めましたが、前身のFTOのような軽快な走りはできませんでした。セレステも含め、この時期に登場したモデルの多くは、厳しい排ガス規制対応に追われ、出力が低下する傾向にあったからです。シャープな走りが評判であった前身のFTOと比べられたのが、セレステには不運でしたね。そのこともあり、セレステは1代限り6年で生産を終えてしまいました。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。
(Mr.ソラン)