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■低燃費とコスパ最高の人気モデルがアップデート
扱いやすいコンパクトな車体に環境にも配慮した低燃費エンジン、30万円を切るリーズナブルな価格で、通勤ライダーを中心に大きな支持を受けているヤマハの原付2種スクーター「アクシスZ」がマイナーチェンジしました。
エンジンを最新の排ガス規制に対応させながらも、8.3psの最高出力などはそのままキープ。
また、始動時の振動や減速時の挙動変化の低減といったアップデートが図られ、2022年3月18日(金)に発売されることが発表されました。
●51.9km/Lの低燃費や実用性が魅力
アクシスZは、2017年の発売以来、高い実用性や燃費のよさ、購入しやすい価格などが人気を呼び、通勤など普段使いがメインのライダーを中心に、根強い人気を誇る125ccの原付2種スクーターです。
大きな特徴は、ジェット型ヘルメットが2個入る約37.5Lの大容量シート下トランクなどによる高い実用性。また、コンパクトな車体や、770mmという低いシート高による扱いやすさ、666mmのロングシートによる快適性なども合わせ持ちます。
さらに、124cc・空冷4ストローク単気筒のブルーコア・エンジンは、ヤマハ125ccスクーターでトップの低燃費、WMTCモード値で51.9km/Lを誇ります。
アクシスZの燃料タンク容量は5.5Lですから、計算上では約285kmを無給油で走れることになります。こうした長い航続距離も、通勤などで毎日乗るライダーにとっては、ガソリン代が安くすむなどで、大きなメリットとなりますね。
●始動がより静かになるSMG採用
その2022年モデルでは、エンジンを平成32年排出ガス規制に適合させ、環境性能をさらに向上させています。しかも、燃費のよさや、2人乗りも楽にこなせるパワーはそのまま維持し、毎日の通勤や通学、そしてショッピングなど幅広い用途に対応します。
また、エンジン始動用モーターとジェネレーターの機能を一体化したSMG(スマートモータージェネレーター)を採用。スターターホイールを介さないため、エンジン始動がより静かでスムーズになっています。
さらに、新型では、リヤブレーキ操作でフロントブレーキもバランスよく効力を発生させる「UBS(Unified Brake System)」も装備。これは、いわゆる前後連動ブレーキで、制動時に車体の挙動を穏やかにすることで、優れた車体の安定性を実現します。
ほかにも、ヘッドランプの光量アップで、夜間走行時の安心感や、昼間走行時の被視認性も向上。車体色もすべてアップデートし、4色のニューカラーを採用することで、イメージも一新しています。
価格(税込)は、27万1700円です。
(文:平塚 直樹)