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■2月11日は「起きたら真っ白」を覚悟すべき!
●10日夜は雨が雪に変わるか?
2月10日の木曜日夜から11日の朝に掛け、東京を含む関東地方は積雪が予想されている。朝起きて外を見たら真っ白、というイメージかもしれない。当然ながら東京で雪降れば大混乱に陥ること毎度。どんな対策(心の準備を含む)をしておけばいいだろうか? 今まで起きたことなど検証しつつ、紹介してみたいと思う。10日の夜、雪にならなかったらごめんなさい(泣)。
天気予報を見ると10日は夜まで雨だと考えていい。したがって10日の夕方までに戻ってこられるならクルマでの移動も可能。ただ遅くなると、スタッドレスタイヤか滑り止めは用意しておきたい。安全策を取りたい人は、いつ雨が雪に変わっても対応できるようにしておくこと。もし雪対策をしない状態で路面に雪が積るようだと、早めにクルマを置いて帰る方法を考えたらいい。
●首都高は早いタイミングで入り口閉鎖の恐れアリ!
11日は起きたら雪を想定して頂きたい。クルマでの移動を考えていたなら基本的にキャンセルできるよう、準備や手配を。首都高は必要以上の安全策を取る傾向にあるため、早いタイミングで入り口閉鎖の可能性大きい。11日に運ぼうとしている荷物は、10日に前倒しするか、12日以降に延ばすのが無難でしょう。それでもクルマで移動する人は、スタッドレスタイヤか滑り止めを。
●スタッドレスや滑り止めチェーンは8日までに手に入れよう
現時点で持っていなければ買うしかないのだけれど、10日になったら雪降ることは皆さん予想するため、混雑するし品切れになってしまうかも。買うのなら8日。遅くとも9日までに。幸い、タイヤ屋さんはスタッドレスタイヤへの履き替えが終了して暇な時期。8日であれば間違いなく余裕もって交換できると思う。滑り止めチェーンも8日に購入しておきましょう。
ネット購入は、9日の15時くらいまでのオーダーであればアマゾンや楽天の「翌日配達」便を頼むと10日中に届くため、11日の朝から使えます。おすすめは簡単に装着できる滑り止め。いろんなタイプが出ており、駆動力だけ確保したいというのなら、樹脂でできたラダー型の滑り止めなどいいと思う。チェーン規制になった場合、どんなタイプでも装着車として認められます。
●11日朝時点での「クルマで行けるか」の判断は?
11日朝時点での「クルマで行けるかどうか?」の判断は、道路交通状況を見るのが一番早い。高速道路と首都高の状況を見ると、通行止めやチェーン規制、渋滞の有無まで解る。通行止め措置をしておらず、渋滞もないケースなら、朝の雪を見て皆さんクルマでの外出を控えたということ。午後から雪が降るようだと、朝からクルマで移動していた人で大混乱する傾向。
朝起きたら雪になって居るときは当然だけれど皆さんクルマを使わない。でもスタッドレスタイヤを履いていれば、むしろクルマが一番便利だったりする。私は朝から雪の日だったら、基本的にクルマ使う。たまには東京の雪道も楽しんだらいいと思います。11日は朝から仕事のため移動、という人は10日のウチに移動して、前泊するなどの対策も考えておいたら良い。
●燃料は10日に満タン。電気自動車の使用はさらに要注意!
ちなみに電気自動車の人は通行止めに巻き込まれることを想定し、車内に電気毛布とか積んでおきましょう。航続距離の短い電気自動車は安全策で乗らないこと。現時点では電気自動車に対する救援体制ありませんから。エンジン車も念のため10日の昼頃までには満タンにしておくと安全です。この機会にサバイバルキットなど購入し、クルマに積んでおくと災害時対応にもなる。
(文:国沢光宏)
※追記:その後、東京は10日未明から雪になり、積雪もあると予報されています。みぞれ程度かも知れませんが、いずれにしてもできることは備えて、当然ですが、サマータイヤのクルマでは出かけないように心がけましょう。(編集部)
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