BMW「M」初の電気SUV「iX M60」世界初公開!

■デュアルモーター搭載で最高出力は最大610psに

BMWは1月5日、米国で開催されたCES 2022において新世代エレクトリックSUV「iX」のMパフォーマンスモデルとなる「iX M60」を世界初公開しました。

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BMW iX M60

2021年に登場したiXは第5世代の「BMW eDrive」テクノロジーを採用。フロントとリアアスクルにモーターを積み、「xDrive50」では最高出力523psを発揮します。

一方iX M60では、同じくデュアルモーターを搭載しながら、通常のドライブモードでは最高出力532ps・最大トルク1,015Nmを発揮し、最大では610psに到達。

これは現行MスポーツSUVの最強モデル「X7 M50i」の530psを凌駕し、BMW史上最強のMスポーツ電気SUVとなります。また0-100km/h加速ではxDrive50が4.6秒なのに対し、iX M60では3.6秒へ向上しています。

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BMW iX M60

ハンドリングを改善するために、電子制御のショックアブソーバーと後輪ステアリグを備えたアダプティブエアサスペンションを採用、これらの機能は「Sportパッケージ」の一部として設定されるほか、Mロゴ付きのブルーペイントで仕上げられた、大型Mパフォーマンスブレーキも標準装備されます。

エクステリアでは、チタンブロンズのアクセントを装着、Mロゴは新しいハイグロスブラックで仕上げられ、背面はチタンブロンズ仕上げとなっています。チタンブロンズのデザインに一致する新設計の22インチ空力ホイールはオプションで、標準では21インチが用意されます。

ボディカラーはアルパインホワイト、ダークグラファイト、フィトニックブルー、ブルーリッジマウンテン、ストームベイ、オキシドグレー、アベンチュリンレッドの7色が設定されます。

キャビン内では、iXと同様にBMWライブコックピットを採用、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと14.9インチのセンタータッチスクリーンが配置されることが確実です。

そのほか標準機能として、アダプティプクルーズコントロール、オートハイビームアシスト、360度パーキングカメラ、自動パーキングアシスタントプラスなどのアクティブセーフティ機器が用意されます。さらにワイヤレススマートフォン充電、5G Wi-Fiホットスポット、Bowers & Wilkinsプレミアムサウンド・システムなども利用可能となっています。

iX M60は2022年6月に米国で発売、市販価格はxDrive50の85,195ドル(約970万円)に対し、106,095ドル(1,200万円)からとなっています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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