新型ホンダ・ステップワゴンの画像が公開。オデッセイより高級感を増した!?

■ステップワゴンのティザーサイトが公開

●標準系にはAIRというサブネームがつく

NEW STEPWGN
ステップワゴンらしいスクエアな印象のスタイリング

ホンダのミドル級ミニバン「ステップワゴン」がフルモデルチェンジ前にティザーサイトを公開、情報を発信し始めています。現時点で明確になっている情報を整理してみましょう。

まず発売時期については「2022年春、ついに誕生」という文言で表現されています。スタイリングなどの詳細については、年明け2022年1月7日 12時よりホンダ公式YouTubeチャンネルにて初公開されることも発表されました。

ティザーサイトの冒頭には『ALL-New STEP WGN e:HEV』と記されています。e:HEVつまりハイブリッドが中心のラインナップになっているということが感じられます。

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おそらく「SPADA」を思われるヘッドライト。ウインカーはシーケンシャルタイプだ

しかしハイブリッド専用車というわけではありません。グレードについては、e:HEV、ガソリン車、福祉車両の3種類が用意されることも、ティザーサイトからわかります。

注目はグレード名称です。従来通りにSPADA(スパーダ)が用意されるとともに、「AIR」という新名称が登場しています。おそらく標準系につけられるサブネームでしょう。

それぞれ、どのようなスタイリングになるのか、差別化のポイントが何なのかは不明ですが、ティザーサイトではスクエアなヘッドライトや、流れるタイプのシーケンシャルウインカーを採用していることが明らかになっています。

●パワートレインはハイブリッド中心

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公開されているインテリアの写真からはボタン式シフトになっていることが確認できる

気になるのはパワートレインの内容でしょう。

従来モデルのe:HEVハイブリッドは2.0Lエンジンと2モーターを組み合わせたタイプとなっていました。新型でもそうした構成は受け継ぐのでしょうか。公開されているインテリアの写真ではボタン式シフトになっていることが確認できますから、アコードと同じタイプの2.0Lハイブリッドのe:HEVとなる可能性が高そうです。

またガソリン車についても従来モデルでは1.5Lターボでしたが、そのまま採用されるかは現時点で明確になっていません。

いずれにしても、電動化時代に向けてハイブリッド比率を高めることはホンダの方針ですので、e:HEV中心のグレード構成となることは確実でしょう。

●オデッセイに寄せた高級インテリア

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2列目はキャプテンシートの7人乗り仕様の画像が公開されている

もうひとつ公開されているインテリア関係の写真は、1列目・2列目のシートを写したものです。

こちらでは2列目がオットマン付きのキャプテンシートになっていることが確認できます。おそらく上級グレードだと予想されますが、こうした高級感のある装備は従来のステップワゴンにはなかったものといえます。

ホンダの国内向けのミニバン・ラインナップからオデッセイが消滅する運命にあるといわれていますが、新型ステップワゴンはオデッセイのカバーしていたプレミアムなミニバンというキャラクターも与えられているといえそうです。

ティザーサイトには「ミニバンを変える、新しい大きさ。」というコピーもあります。このあたりもボディサイズの拡大など上級シフトを予感させるのではないでしょうか。

はたして、価格はそのままに高級シフトしているのか、価格帯もオデッセイ並みになっているのか、そのあたりも気になる新型ステップワゴンです。

山本 晋也

【関連リンク】

ステップワゴンティザーサイト
https://www.honda.co.jp/STEPWGN/new/

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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