■「e-Ride Tokyo(イーライド東京)」に電動スクーターを貸与し、安全講習も協力
このほど、ヤマハ発動機は「e-Ride Tokyo(イーライド東京)」に、電動スクーターの貸与と安全講習の協力を実施すると発表しました。「e-Ride Tokyo」は、東京都が2021年12月中旬から2022年3月中旬まで板橋区周辺で実施する、EVバイクのバッテリーシェア実証実験です。
東京都は、CO2を排出しない環境先進都市「ゼロエミッション東京」の実現に向けて、都内で新車販売されるオートバイを2035年までに100%非ガソリン化することを掲げていて、同実証実験もその目標への一歩になります。
「e-Ride Tokyo」は、脱炭素社会の実現に向けて、東京都や板橋区、関連企業が連携し、都内で初めて実施するEVバイクのバッテリーシェアの実証実験になります。EVバイクを一般ユーザーや企業ユーザーが利用した際の、環境構築の検証が目的です。
ヤマハ発動機は、この実証実験に日本で販売している「E-VINO(イービーノ)」30台を貸与するだけでなく、一般モニターに対する安全講習の支援も実施されます。なお、同社は、2021年12月4日(土)、5日(日)に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催されるEVバイクのPRイベント「EVバイクコレクション in TOKYO 2021」に、展示車両や試乗用車両を提供するなど、EVバイクの普及に向けた活動にも参加しています。
「EVバイクコレクション in TOKYO 2021」には、電動トライアルバイク「TY-E」、電動スクーター「E-VINO」、電動アシスト自転車「YPJ-MT Pro」が出展されます。さらに、試乗会向けに「E-VINO」が5台を提供されます。このほか、全日本トライアル選手権で通算11回チャンピオンを獲得したトップライダー黒山健一選手によるTY-Eでのデモンストレーション走行も実施される予定です。
(塚田 勝弘)
【関連サイト】
「EVバイクコレクション in TOKYO 2021」
https://evbike.tokyo/