■プロダクション仕様は2022年公開。V8+モーターで750馬力
BMWは、近い将来フラッグシップ・クロスオーバーSUVとして発売予定の「XM」コンセプトを世界初公開しました。
XMはその名の通り、BMW初のスタンドアロンSUV「M」モデルであり、1970年代後半の「M1」スーパーカー以来、2番目のスタンドアロンモデルとなります。
これまで何度も開発車両をスクープしてきましたが、実写は想像以上に迫力があります。フロントエンドには八角巨大グリルを装着、コンセプトを含めても、これまでのモデル中で最大のキドニーグリルの1つと言えます。
特大グリルフレームは、夜間に独自の存在感を与える証明付きサラウンドを備えているほか、スリムでコンパクトなLEDヘッドライトとの組み合わせは非常に強い個性を放っています。
足回りにはBMW最大の14スポーク、23インチのホイールを装着、後部では三角形のクワッドエキゾーストパイプを上下二段に配置、超スリムなLEDテールライトは、トランクリッドの端からリヤフェンダーまで伸びています。
キャビン内では、ヴィンテージ風のブラウンレザーとカーボンファイバーのアクセントの組み合わせがインパクトを生み、「iDrive8」最新バージョンを搭載する巨大な湾曲ディスプレイが搭載されています。
パワートレインは、V型8気筒エンジンと電気モーターのプラグインハイブリッドで、最高出力750hp・最大トルク1,000Nmを発揮します。動力性能では、EV後続48km(30マイル)、0-100km/h加速は公式発表されていませんが、4秒未満と予想されます。
XMはコンセプトに過ぎませんが、2022年後半にはいよいよプロダクション仕様を発表、市販価格は15万ドル(約1,700万円)以上となりそうです。