SUVテイストを増した新型シトロエンC3エアクロスSUVが発売開始。価格は293万5000円〜

■良好な座り心地が魅力の「アドバンストコンフォートシート」を採用

以前お伝えしたように、マイナーチェンジを受けた新型シトロエンC3エアクロスSUVが、2021年11月25日(木)に発売されました。

シトロエンC3エアクロスSUV
フェイスリフトを受けたシトロエンC3エアクロスSUVが登場

Bセグメント級SUVは、ガチンコとなるルノー キャプチャーのほか、同じグループのプジョー2008、フィアット500Xやジープ・レネゲードなどの輸入車勢のほか、トヨタ・ヤリスクロス、日産キックス、マツダCX-3などがあります。

さらに、Bセグ以上Cセグ未満のホンダ・ヴェゼルやカローラクロスなども価格帯的にはライバルになってくるかもしれません。

最近のシトロエンでは、ベルランゴの売れ行きが絶好調とのことで、近年の累計ではC3がベストセラーモデルとなっています。C3エアクロスSUVは、先述したライバルたちと競合しながらも販売は好調だそう。

新型C3エアクロスSUVの見どころは、新しいブランド・フェイスにフェイスリフトされたことで、2021年1月に発売開始されたC3で初めて導入された新デザイン言語に基づいています。

シトロエンC3エアクロスSUV
キャンプでの使用シーンをイメージした展示車両。奥はベルランゴ

これからのシトロエンのシグネチャーを象徴する顔つきで、SUVらしいタフな印象が強くなっています。改良前は、シトロエンC4カクタス(2018年の改良モデル。日本未導入)と似た雰囲気でしたが、フェイスリフト後はグッと押し出し感を増しています。

顔つきで特徴的なのは、シトロエンお馴染みのダブルシェブロンからサイドにV字状に伸びるクロームのライン。上側がデイタイムライトに、下側はLEDヘッドライトに連続しています。

フロントグリルは、ルーバーの縦方向のラインが強調されたデザインになり、よりボンネットの存在感を高めることで、SUVらしい力強いムードを放っています。フロントバンパー下部のスキッドプレートをイメージしたバンパーがより直線的になったこともあり、モダンでよりSUV的なテイストになっています。

一方のリヤビューは、従来のイメージを踏襲しながらもリヤクオーター部のベネチアンブラインド風の装飾を変更。ブラックアウトされたルーフレールもあり、よりシックなムードが漂っています。

ボディカラーには新色も追加されています。グリーンがかったシックな「カーキグレー」、彩度の高い「ボルタイックブルー」と「ルージュペッパー」がラインナップされています。継続カラーの「グリプラチナム」と「ブランバンキーズ」を含めて全5色が用意されています。

また、ドアミラーおよびフロントスキッドプレート部、リヤクオーターパネルステッカーのアクセントカラーの「カラーパック」は、ブラックとホワイトを用意。ブラックのカラーパックのリヤクオーターガラスに施されたストライプ模様は、外側から見ると鏡面仕上げで、室内からはほぼクリアな視界を得ることができる特別なコーティングが施されています。

インテリアのトピックスは、厚みのある「アドバンストコンフォートシート」の採用。C3や兄貴分のC5エアクロスSUVにも採用されていて、身体への当たりの良さ、長時間でも底付感のない良好な乗り心地を味わえます。ロングドライブでの疲れが気になる方にはぜひ試して欲しいシートです。同シートの採用だけでも、C3エアクロスSUVの購入動機が高まりそうな逸品といえます。

そのほか、インパネにシート生地と同じ杢グレー(霜降りグレー)のファブリックが用意され、シートと統一された温かみあるコーディネイトになっています。「Metropolitan Graphite(メトロポリタングラファイト)」と名付けられた質感の高いカラーリングにより、居心地の良さ、シックでモダンな雰囲気を漂わせています。

搭載されるパワートレーンは、1.2L直列3気筒ターボで、6速AT。メカニズム面の大きな変更はアナウンスされていません。

シトロエン LE PETIT CITROËN
「LE PETIT CITROËN」も特別展示されている

なお、以前お伝えしたように、新型シトロエンC3エアクロスSUVは、東京・世田谷区の下北線路街 空き地において11月25日(木)~28日(日)まで開催されている「FêteCITROËN à Shimokitazawa ~下北沢シトロエン祭~」で2台展示されています。

そのうち1台は、キャンプのイメージが提案された出展になっていますので、アウトドアを楽しむ人も参考になるはずです。

●ボディサイズ:全長4160mm×全幅1765mm×全高1630mm、ホイールベース2605mm
●価格:「NEW C3 AIRCROSS SUV SHINE」293万5000円、「NEW C3 AIRCROSS SUV SHINE パッケージ」318万円

(文・写真/塚田 勝弘

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  • 新型シトロエンC3エアクロスSUVが日本初公開される「FêteCITROËN à Shimokitazawa ~下北沢シトロエン祭~」が2021年11月25日〜28日まで開催
    https://clicccar.com/2021/11/18/1135373/

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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