■車体のごくわずかな変形や振動を穏やかに整えて吸収
以前お伝えしたように、ヤマハ発動機の車両用車体制振ダンパー「パフォーマンスダンパー」は、乗り心地の向上からスムーズなコーナリングを実現するほか、走行ノイズの低減、ドア開閉音やオーディオの音質向上、タイヤ摩耗量の低減などの効果が期待できる装備で、数多くの二輪車、四輪車に搭載されています。「クルマ酔いが減った」というユーザーの声もあるそうです。
このほど、ヤマハ発動機は、2021年10月7日に発表されたレクサスの次世代モデルである新型クロスオーバーSUVのNXに、同ダンパーが搭載されてことを改めてアナウンスしました。
新型レクサスNXは、デザインや安全性、走りなど、全方位に渡り大幅に進化し、次世代レクサスの第1弾を謳っている渾身作。
新型NXでは、「NX450h+」「350h」「350 “F SPORT”」に搭載されています。なお、今回の新型レクサスNXへの搭載は、2014年発売の先代NXに引き続いての採用になります。
「ヤマハ パフォーマンスダンパー」は、乗用車の主要部に搭載する車体制振ダンパー。走行中の車体のごくわずかな変形や振動を穏やかに整え吸収するための装置で、操縦安定性や快適性の向上に寄与します。
2004年4月に量産品として初めて採用されて以降、多様な車種に採用され、2020年には累計生産200万本を達成。現在は、四輪車だけでなく二輪車向けにも展開されています。
(塚田 勝弘)