■YZF-R1Mのマフラーの形のマフラー
クルマやバイクの『マフラー』と寒いときに首に巻く『マフラー』なんて、これほどベタなものをダジャレにするんだったら、そうとうな意外性をからめないと面白くないわけですよ。それがね、世界有数のバイクメーカーであるヤマハが、ものすごい力技でその意外性を実現してきました。
じゃーん、これです。あみぐるみ「YZF-R1Mマフラー」。
なにこのリアリティ! 忠実に再現しすぎだろ! 毛糸でできてて、首にもまけるけど、並列4気筒の4-2-1タイプのエキゾーストだって誰でもわかるだろ!
そう、モデルとなったのは、ヤマハが誇る超高性能バイクYZF-R1Mのマフラー。
YZF-R1Mは泣く子も黙るリッターSS(スーパースポーツ)。つまり、地上最速のバイクのひとつです。それを再現した首に巻くマフラーを作ってしまったのです。そんなの作るか、ふつう?
といいつつ、ヤマハのアングラ面のファンであるボクは知っていました。
ヤマハはこれまでも、毛糸でつくる“あみぐるみ”のNIKEN(3輪バイク)や発電機、フエルトで作るピストン&コンロッドなど、超ミスマッチな手芸品の作りかたガイドを、ホームページで公開してきたことを。
そう。この、あみぐるみ「YZF-R1Mマフラー」は、ちゃんと材料、必要な道具、編み図をホームページで公開していて、一般の人が作れるようになっているのです!
たぶん、遊び心とこだわりが標準レベルのメーカーだったら、単気筒モデルのマフラーをモチーフにするとか、あるいは専門家に一品ものの“お飾り作品”を作ってもらって、それを展示して終わり…とかになると思うんですよね。
でも、4気筒モデル、よりによってYZF-R1Mという超筋肉質バイクのマフラーで、しかも一般ユーザーが作れるようにしているって、もう遊び心とこだわりが暴走してますね。
この暴走っぷりがファンの胸に突き刺さるわけです。それでいて、2021年のMotoGPでチャンピオンを獲ってしまったメーカーですからね。技術も高いところがヤマハの面白いところです。
いかがでしたか? 今年の冬はこのあみぐるみ「YZF-R1Mマフラー」を手作りして、カノジョにプレゼントしてみるなんてのもいいかもしれませんね。
【関連リンク】
YZF-R1Mマフラーも掲載されている、「あみぐるみ」のウェブサイトはこちら
https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/handicraft/