こだわりと遊び心が暴走ぎみのヤマハが、YZF-R1Mのマフラーの形のマフラーを発表!

■YZF-R1Mのマフラーの形のマフラー

クルマやバイクの『マフラー』と寒いときに首に巻く『マフラー』なんて、これほどベタなものをダジャレにするんだったら、そうとうな意外性をからめないと面白くないわけですよ。それがね、世界有数のバイクメーカーであるヤマハが、ものすごい力技でその意外性を実現してきました。

じゃーん、これです。あみぐるみ「YZF-R1Mマフラー」。

YZF-R1Mのマフラーの形のマフラー
これは針金かなにかを入れて、バイクのマフラーっぽい形に保持していると思われます。

なにこのリアリティ! 忠実に再現しすぎだろ! 毛糸でできてて、首にもまけるけど、並列4気筒の4-2-1タイプのエキゾーストだって誰でもわかるだろ!

YZF-R1Mのマフラーの形のマフラー02
YZF-R1Mのマフラーって、こうやって集合してサイレンサーに入っていってるんですね。

そう、モデルとなったのは、ヤマハが誇る超高性能バイクYZF-R1Mのマフラー。

YZF-R1Mは泣く子も黙るリッターSS(スーパースポーツ)。つまり、地上最速のバイクのひとつです。それを再現した首に巻くマフラーを作ってしまったのです。そんなの作るか、ふつう?

YZF-R1Mのマフラーの形のマフラー03
このマフラーのすごいところは、首にマフラーとしても普通にオシャレに見えるところではないでしょうか。

といいつつ、ヤマハのアングラ面のファンであるボクは知っていました。

ヤマハはこれまでも、毛糸でつくる“あみぐるみ”のNIKEN(3輪バイク)や発電機、フエルトで作るピストン&コンロッドなど、超ミスマッチな手芸品の作りかたガイドを、ホームページで公開してきたことを。

YZF-R1Mのマフラーの形のマフラー04
テール部分は背中にたらす形にすると似合いますね。

そう。この、あみぐるみ「YZF-R1Mマフラー」は、ちゃんと材料、必要な道具、編み図をホームページで公開していて、一般の人が作れるようになっているのです!

たぶん、遊び心とこだわりが標準レベルのメーカーだったら、単気筒モデルのマフラーをモチーフにするとか、あるいは専門家に一品ものの“お飾り作品”を作ってもらって、それを展示して終わり…とかになると思うんですよね。

でも、4気筒モデル、よりによってYZF-R1Mという超筋肉質バイクのマフラーで、しかも一般ユーザーが作れるようにしているって、もう遊び心とこだわりが暴走してますね。

この暴走っぷりがファンの胸に突き刺さるわけです。それでいて、2021年のMotoGPでチャンピオンを獲ってしまったメーカーですからね。技術も高いところがヤマハの面白いところです。

いかがでしたか? 今年の冬はこのあみぐるみ「YZF-R1Mマフラー」を手作りして、カノジョにプレゼントしてみるなんてのもいいかもしれませんね。

【関連リンク】

YZF-R1Mマフラーも掲載されている、「あみぐるみ」のウェブサイトはこちら
https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/handicraft/

この記事の著者

まめ蔵 近影

まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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