■レクサス初のデュアルディスプレイを採用したインパネも注目
2021年10月14日、日本でも発売された新型レクサスNXに続き、次世代レクサス第二弾の新型LXがワールドプレミアされました。
新GA-Fプラットフォームの採用や約200kgの軽量化、3.5LのV6ガソリンツインターボや電子制御ブレーキシステム(ECB)、電動パワーステアリングシステム(EPS)などにより、レクサスらしい洗練された走りや乗り味を実現したそうです。
グレード展開は標準仕様のほか、4座独立式シートをはじめとした専用設計になる“EXECUTIVE”、前後デフロックなどによりオフロード性能を最大限に高めた“OFFROAD”が新たに設定されています。
新型ランドクルーザーと同様に、レクサス初採用となる指紋認証スタートスイッチも備え、盗難リスクの低減に寄与します。
写真でも堂々たる存在感が際立つエクステリアは、力強さと圧倒的な存在感に、洗練されたデザイン処理が盛り込まれていて、最上級SUVに相応しいムードを放っています。
中でも注目は、フレームレスのスピンドルグリル。この新しいスピンドルグリルは、次世代レクサスのデザイン言語によるもので、立体的でメッキフレームがないことでボディとの一体感を強調。塊感を表現すると同時に、冷却機能や整流効率といった機能を両立したそうです。
一方のインテリアは、クルマとの対話を生み出す「Tazuna Concept」に基づき、表示系やスイッチ類が配置され、悪路でも少ない姿勢変化で、クルマを意のままに操ることが可能なコクピットに仕立てられています。
インパネで最も目を惹くのは、レクサス初の12.3インチと7インチの上下2画面のデュアルディスプレイ。世界初採用のバックアンダーフロアビュー機能も用意されています。
上部は、12.3インチのタッチディスプレイでナビやオーディオ画面を表示。さらに、オフロード走行時には「マルチテレインモニター」になります。
下部の7インチタッチディスプレイは、エアコンのコントロール画面や、「マルチテレインセレクト」や「ドライブモードセレクト」などの走行系の画面が表示されます。上部画面でカメラ画像を表示しながら、下部で車両状態をリアルタイムで同時に表示することで、画面の表示を切り替えることなく、オフロード走行時の状況把握が可能になるそうです。
※上記写真は、プロトタイプです。
(塚田 勝弘)