■コンパクトSUVトップクラスの動力性能を実現!?
2021年は東京モーターショーが開催される予定でしたが、ご存じのとおりコロナ禍により中止になっています。モーターショーのある年は、新型車が豊作であることが多く、2021年・2022年はコロナ禍、半導体不足などが重なっても新型車ラッシュが期待されます。
そんな中、2021年10月1日、ダイハツは、来る11月に発売予定の「新ロッキー」のティザーサイトを開設しました。また、試乗予約キャンペーンを開始しています。
ロッキーといえば、ラダーフレームを備えたクロカンモデルとして初代が1990年に登場しています。そして、2代目は2019年11月にコンパクトクロスオーバーSUVとして復活。OEM版のトヨタ・ライズと共にSUVブームもあってヒットを飛ばしています。
現行ロッキーは、Aセグメント以上、Bセグメント以下というサイズ感で、取り回しや駐車のしやすさが美点。今回の「新ロッキー」には、100%モーターの駆動力で走行するシリーズ式ハイブリッドシステムの「e-SMART HYBRID」が採用され、ハイブリッド用に最適化された新開発の1.2Lの直列3気筒エンジンを搭載。「高タンブルストレートポート」をはじめとした新技術が盛り込まれ、最大40%という熱効率を達成したそうです。
なお、日産が展開している「e-POWER」もシリーズハイブリッドの1種といえますから、「e-POWER」を搭載する日産キックス(ロッキーよりもひと回り大きいが)などのライバルになるかもしれません。
試乗予約キャンペーンおよび新ロッキーに関する情報は、「電気の時代へ走り出す」というコピーを掲げた、ダイハツ公式ホームページ内のスペシャルサイトで公開されています。
同サイトでは、コンパクトSUVトップクラスの動力性能を実現。さらに、アクセルやブレーキ操作を楽にする「スマートペダル」による「ノーマル」と「エコ」モードが設定され、スムーズかつ省燃費運転を可能にするそう。
また、低速域ではエンジンが始動せず、高い静粛性を実現。遮音材や制振材が最適配置されたことで、ロードノイズや風切り音を低減しているそうですから期待大です。人気コンパクトSUVに、100%電動駆動の高効率ハイブリッド仕様が加わることになります。
(塚田勝弘)
【関連リンク】
新ロッキー・ティザーサイト
https://www.daihatsu.co.jp/lineup/rocky/special/