■“F SPORT Mode Glitter”には、ブラックスパッタリング塗装のアルミホイールを装備
レクサスのFRスポーティセダン「IS」は、2020年11月にマイナーチェンジを受け、ボディ剛性の向上や洗練された乗り心地を手に入れるなど、クオリティアップが図られています。そして、早くもマイナーチェンジ版のレクサスISの一部改良が、2021年9月9日に発表されました。
ドライバーの意に沿ったステアリング操作支援をより向上させるため、「レーントレーシングアシスト(LTA)」の制御内容が見直されています。
さらに、「IS350」「IS300」は、より自然なブレーキフィーリングを実現。新しいブレーキペダルとマスターシリンダーが採用され、ストロークに対する減速Gをリニアにしたとしています。また「IS300h」にアクセサリーコンセント(AC100V・1500W/ラゲージルーム)がメーカーオプション設定され、使い勝手の向上が図られています。
同時に、10月発売予定の2タイプの特別仕様車が設定されています。特別仕様車の“F SPORT Mode Black S”は、2020年11月に投入された特別仕様車の“F SPORT Mode Black”の後継モデル。IS350、IS300h、IS300の“F SPORT”がベース。専用の鍛造アルミホイール(タイヤチェーンの装置は不可)やシートなど、ブラックを基調としたカラーコーディネイトによりスポーティなムードが強調されています。
BBSと共同開発された軽量でしなやかな鍛造アルミホイールは、よりレスポンスに優れ、路面と対話できる走りに寄与するそう。さらに、ホイール表面の平滑さにもこだわり、職歴30年以上の職人が手作業で仕上げたのち、マットブラック塗装が施されるという力作。
また、ブラック塗装のドアミラーとブラックステンレスのウインドウモールが備わり、精悍さを強調。さらに、三眼フルLEDヘッドランプ(ロー・ハイビーム)&LEDフロントターンシグナルランプも特別装備されています。
一方の内装には、シート表皮に専用のウルトラスエード/L texが用意され、高い質感と機能性を兼ね備えています。専用メーターオープニングなどの特別装備によるスポーティ感の演出もうれしいところ。
特別仕様車“F SPORT Mode Black S”の価格は、IS300(2WDのみ)が585万円。IS300hの2WDが630万円、4WDが672万円。IS350(2WDのみ)が700万円。
また、もう1台の特別仕様車“F SPORT Mode Glitter”もIS350、IS300h、IS300の“F SPORT”がベースです。
外観は、ブラックスパッタリング塗装のアルミホイール(こちらもタイヤチェーンの装着は不可)に加え、ブラック塗装のドアミラーとブラックステンレスのウインドウモールが備わり、精悍なムードを放っています。インテリアには、アッシュ材を銀墨色に仕上げられた専用デザインのステアリングやオーナメントパネルを採用。黒みを帯びた色彩が光を受けるとシルバーに変化する独特の表情を生み出すそう。
さらに、フレアレッドのアクセントを加えた「L tex」スポーツシート、専用メーターオープニングなどの特別装備により、走りへの予感を想起させる装備、演出が用意されています。
“F SPORT Mode Glitter”の価格は、IS300(2WDのみ)が565万円。IS300hの2WDが610万円、4WDが652万円。IS350(2WDのみ)が680万円です。
(塚田 勝弘)