日産NT100クリッパーが一部改良。VSCやオートライトを全車に標準装備

■オーテックジャパンによる特装車も一部改良を実施

2021年8月25日、日産自動車は「NT100クリッパー」の一部改良を実施し、同日、発売を開始しました。現行型はスズキ・キャリイのOEM版です。

日産NT100クリッパー
一部改良で安全装備を強化した日産NT100クリッパー

今回の一部改良では、安全装備の強化と仕様向上が盛り込まれています。

安全装備では、運転操作や車速などをセンサーが検知し、横滑りなどを抑制し、走行時の安心感を高めるVDC(ビークルダイナミクスコントロール)、暗くなると自動的にライトが点灯するオートライトが全車に標準装備されています。また、坂道(登り坂)での発進をアシストする「ヒルスタートアシスト」、ぬかるみ脱出をアシストする「ブレーキLSD」なども一部グレードに標準化されています。

日産NT100クリッパー
ヒルスタートアシストを標準化した日産NT100クリッパー

さらに、「DX農繁仕様」は、強化リヤサスペンションの4枚リーフスプリングが標準装備されたほか、カードケースなどが新たに用意され、使い勝手の向上も図られています。日産NT100クリッパーの価格帯は、91万7400円〜133万9800円です。

オーテックジャパンも8月25日、NT100クリッパーがベースの商用特装車「ワークユースビークル」シリーズの一部改良を実施しています。今回の一部改良はベース車と同様、VDCとオートライトの全車標準化が盛り込まれています。

また、坂道発進をサポートするヒルスタートアシストやブレーキLSDが3AT車に標準装備されています。カードケースなども新たに備わり、ベース車と同様に使い勝手が向上しています。

オーテックジャパン 日産NT100クリッパー
オーテックジャパンによる「ワークユースビークル」シリーズの「中温冷凍車」

さらに、東洋ブラザー工業製の保冷車・冷凍車の荷室の内側パネルが抗菌仕様になっています。

NT100クリッパー「ワークユースビークル」には、保冷車、保冷車、リヤゲートリフター付トラック、ダンプが設定されていて、価格帯は143万4400円〜246万4000円です。

塚田勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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