■グループPSA(現ステランティス)傘下として積極的に電動化を推進
「オペル」ブランドが2022年上半期に日本に戻ってきます。オペルは、1862年ドイツのルッセルハイムにてアダム・オペルにより設立されました。1899年にクルマの製造に乗り出すなど、長い歴史を誇っています。
2017年8月からグループPSA(現ステランティス)の傘下に入りました。英国にはヴォクソールのブランド名で進出しており、両ブランド合わせて世界60ヵ国で展開、2018年には販売台数100万台を突破しています。
現在、オペルは持続可能な成長の確保、今後見込まれる顧客からのモビリティに対する要求に応えるべく電動化戦略(EV、HV、PHVなど)を推進しています。2024年までに欧州内で展開するすべての乗用車モデルの動力源に、なんらかの電動化機能を備えたものが揃う予定としています。
1929年にはGMの傘下に入り、日本ではヤナセが輸入元になり、アストラやベクトラ、ザフィーラなど、定番のドイツ車ブランドとして支持を集めてきました。先述したように、2017年にグループPSA(現ステランティス)の傘下に入り、2021年中には日本での発売開始、ディーラーオープンがアナウンスされていました。
しかし、その後、コロナ禍、半導体不足という外的要因により、2022年上半期に日本発売が延期されたそうです。しかし、待ちきれない人に朗報です。
このほど、オペルの日本語版サイトがオープン。オペルジャパンサイトで随時コンテンツを更新していく予定としています。
気になる日本向けモデルは、導入初期は電動化モデル(EV、HV、PHV)を含む3モデル。Bセグメント(ハッチバック)のCORSA(コルサ)とCORSA-e(バッテリーEV)、BセグメントSUVのMOKKA(モッカ)、CセグメントSUVのGRANDLAND(グランドランド)の3モデルになります。
2020年2月の発表時にアナウンスされていたMPVのコンボを含めて、ラインナップを随時拡大していく予定だそう。
なお、より詳細な導入モデルの概要や価格、発売開始時期やディーラーオープンなどの情報は、オペル日本語版ウェブサイトでも随時公開される予定です。
(塚田 勝弘)
【関連リンク】
オペルジャパンサイト
https://www.opel.jp/