記録上最古の富士山噴火/蓄音機の日/ダイハツ・ベルリーナがアテネ~東京を走破!【今日は何の日?7月31日】

■記録に残る最古の富士山噴火

富士山
富士山

奈良時代の末期781(天応元)年7月31日に富士山が噴火したとの記録が、「続日本紀」に記載されています。詳細は不明ですが、これが富士山噴火の最古の記録です。そもそも富士山は約1万年前の大噴火で形成されたと言われ、その後も断続的に噴火を繰り返してきました。781年の噴火以降も主なものでも10回以上の噴火が記録されており、直近は1707年の宝永噴火で、この時は江戸まで噴灰が飛んできたとされています。

発明当時の蓄音機
発明当時の蓄音機

また今日は、「蓄音機の日」です。1877(明治10)年のこの日、発明王のエジソンが蓄音機の特許を取得したことにちなんで制定されました。エジソンの蓄音機は、先の広がった大きなラッパの奥に雲母の小さな板があり、そこに針を装着。ラッパに向けて音声を発すると雲母板が振動し、その振動が針を動かしてその動きが円筒状の蝋管に刻まれ、音声に対応した針の動きが記録できるのです。音を再生する場合は、蝋管を回転させることで、雲母板を動かしラッパから音が出る仕組みです。エジソンが最初に録音したのは、「メリーさんの羊」だったそうです。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

●ダイハツ・ベルリーナの聖火走破隊がカルカッタに到着

戦前~戦後に三輪トラックでトップメーカーだったダイハツが、1964(昭和39)年に発売した乗用車「コンパーノ・ベルリーナ」の優れた品質をアピールするために計画したのが、聖火走行隊でした。これは、その年に開催される東京オリンピックの聖火コース(アテネ~東京の1万8000km)を走破するという企画です。6月12日、ギリシャのアテネを出発し、7月31日に中間点のインドのカルカッタに到着、その後も順調に走行を続けて9月22日に無事東京にゴールしました。

1964年発売のコンパーノ・ベルリーナ
1964年発売のコンパーノ・ベルリーナ
1963年発売のコンパーノ・バン
1963年発売のコンパーノ・バン

ダイハツは、1907年にエンジンを製造する「発動機製造株式会社」として創業し、戦前~戦後に需要が高まった三輪トラックの製造で成功を収めました。そして、初めての乗用車として「コンパーノ・バン/ワゴン」を1963年に、続いて1964年に発売されたのがセダンの「コンパーノ・ベルリーナ」でした。コンパーノのデザインのベースは、当時フェラーリやアルファロメオなど数々の名車を手がけたイタリア人デザイナーのアルフレッド・ビニアーレでした。パワートレインは、0.8L OHVエンジンとMTの組み合わせでFR駆動。当時クルマのデザインがアメ車主流の中にあって、お洒落なイタ車の雰囲気を醸し出しているベルリーナは、大きな注目を集めました。

2017年東京モーターショーで展示されたコンセプトカー「DNコンパーノ」! 復活か?
2017年東京モーターショーで展示されたコンセプトカー「DNコンパーノ」! 復活か?

ダイハツが乗用車として満を持して投入したベルリーナでしたが、デザインは評価されたもののラダーフレームなど基本設計が古すぎたためか、販売は伸びませんでした。そして、1966年にはトヨタ「カローラ」、日産「サニー」が登場して市場を席巻、ベルリーナの出る幕はなく静かに消え去ったのです。売れなかった名車のひとつですね。

時を経て2017年の東京モーターショーには、突如「DNコンパーノ」というコンセプトカーが展示されました。このご時世、復活は難しいと思いますが、ダイハツのコンパーノに対する想いが表現されていますね。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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