2020年の王者・STANLEY NSX-GTが首位を死守して第4戦もてぎを優勝!【SUPER GT 2021】

■完璧なポールポジション

梅雨明け宣言がなされてすぐの7月17日〜18日に栃木県ツインリンクもてぎで開催の「2021 AUTOBACS SUPER GT Round4 MOTEGI GT 300km RACE」。18日の日曜日にはその決勝レースが行われました。

第4戦もてぎのスタート
第4戦もてぎのスタート

前日の予選でQ1、Q2ともにトップタイムを叩き出し、完璧なポールポジションを獲得した1号車 STANLEY NSX-GTを先頭に13時10分、決勝レースがスタートします。

気温は13時ころに33度まで達し、路面温度も51度! 誰もが過酷な展開を予想するレースの始まりとなりました。

序盤のトップ争い
序盤のトップ争い

ポールポジションからSTANLEY NSX-GTがトップでスタートラップを快走しますが、予選2位の19号車 WedsSport ADVAN GR Supraが至近距離で背後を追走します。

ペースは明らかにWedsSport ADVAN GR Supraが速く、序盤がから何度もサイドに並びかける激しいバトルを展開。そしていよいよ7周目にWedsSport ADVAN GR Supraがトップに立ちます。

序盤は激しいバトルでトップがWedsSport になる場面も
序盤は激しいバトルでトップがWedsSport になる場面も

その後もじわじわと差を広げていく2台。4秒以上のマージンを得たWedsSport ADVAN GR Supraは快走を続けます。

一方、2位となったSTANLEY NSX-GTは3位の36号車 au TOM’S GR Supraにも接近されたことによりルーティーンピットのミニマムである24周でピットイン。タイヤをリフレッシュし、ドライバーを山本尚貴選手に交代して追い上げ体制を整えます。

■ピットミスが大きく響いた優勝争い

STANLEY NSX-GTは作業時間40秒ほどでピットを旅立ちます。そのころWedsSport ADVAN GR Supraはまだピットインをせずにマージンを広げていき、28周目に5秒弱のアドバンテージを持ってピットインをしました。

 WedsSport ADVAN GR Supra
WedsSport ADVAN GR Supra

STANLEY NSX-GTと同程度の作業時間であれば余裕のトップでレースに復帰できたところですが、なんと右前タイヤの交換で痛恨のミス。作業時間が45秒以上と大幅に長くかかってしまってのピットアウト。

ピット出口を通過する横でコントロールラインを通過するSTANLEY NSX-GTに先行を許してしまいます。

激しいバトルを展開するトップ争い
激しいバトルを展開するトップ争い

STANLEY NSX-GTには百戦錬磨の山本尚貴選手、WedsSport ADVAN GR Supraには超若手の宮田莉朋選手というバトル。

マシンの仕上がりは誰の目にもWedsSport ADVAN GR Supraが優勢でしたが、さすがチャンピオンの山本尚貴選手は一分の隙も見せずに完璧なブロックを展開していきます。

このブロックを最後まで崩しきれなかったWedsSport ADVAN GR Supraはラスト10周のころからトップとの差が徐々に開いていき、2位のポジションを確定していきます。

優勝した STANLEY NSX-GTのドライバーと監督
優勝した STANLEY NSX-GTのドライバーと監督

そして優勝はSTANLEY NSX-GT!

勢いのWedsSport ADVAN GR Supraを匠の技で抑え込んだかのような風格の勝ち方といえるのではないでしょうか?

GT500クラス表彰式
GT500クラス表彰式

2位はヨコハマのニュースペックタイヤとドライバーのマッチングが高次元で結実したWedsSport ADVAN GR Supra。

au TOM'S GR Supra
au TOM’S GR Supra

3位にはau TOM’S GR Supraが入ります。

またしても日産勢は表彰台入りならずで、最高位はCRAFTSPORTS MOTUL GT-Rの6位となります。

優勝を喜ぶレースクイーン
優勝を喜ぶSTANLEY
のレースクイーン

次戦はコロナ禍の影響で延期となった第3戦鈴鹿。酷暑が予想される鈴鹿サーキットで8月21日〜22日の開催です。

2017年の鈴鹿1000km以来、4年ぶりの夏の鈴鹿SUPER GT。

レースフォーマットは300kmですが、一番暑い時間を走り抜けるレースとなるため、多くのアクシデントが予想される、まさにサバイバルレースといえる一戦になりそうです。

(写真:吉見幸夫、松永和浩 文:松永和浩