アルキメデスが求めたのが7分の22だったので円周率の日/著作権制度の日/トヨタiQ GRMN Superchargerの受付開始!【今日は何の日?7月22日】

■関孝和は円周率を小数点以下11位まで算出

多角形と円周率の概念
多角形と円周率の概念

古代ギリシャの数学者アルキメデスが求めた円周率が22/7で、欧州では7月22日の表記を22/7とすることから、7月22日は「円周率の日」に制定されています。アルキメデスは、円周率を内接、外接する正多角形から求め、その値22/7は3.14285・・・、正確な円周率は3.14159・・・なので少数第2位まで一致しています。確かに多角形の数を増やしていけば、徐々に円に近づいてきますね。ちなみに日本では、江戸時代に和算家の関孝和が正131072多角形を使って少数第11位まで算出したそうです。

著作権イメージ
著作権イメージ

また、今日は「著作権制度の日」でもあります。1899(明治32)年のこの日、「著作権法」が制定されたことに由来します。著作権は、著作者が著作物を作成した時点で自動的に発生して著作者の死後70年まで有効です。著作権は自動的に発生するものですが、トラブルを避けるためには著作権を登録しておくのが賢明です。また著作権のあるものを利用する場合は、著作権を持つ人に「著作権料(印税)」を支払わなければいけません。「印税でガッポリ」という話をよく耳にしますが、うらやましい限りです。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

●トヨタ「iQ」のハイパワーモデル“iQ GRMN Supercharger”の受付開始!

2012年発売のiQ GRMN Supercharger
2012年発売のiQ GRMN Supercharger

2012(平成24)年のこの日、トヨタは超コンパクトカー「iQ」のハイパワーモデル「iQ / Supercharger」を、Web限定100台で申し込み受付を始めました。GRMN Superchargerは、トヨタのモータースポーツを中心に活動する社内カンパニー「GAZOO Racing」が手掛けたコンプリートカーです。ベースのiQは2008年にデビュー、軽自動車よりも短いボディながら4人乗車を実現した超コンパクトカーとして注目を集めたモデルです。

iQ GRMN Supercharger (Racing Concept)
iQ GRMN Supercharger (Racing Concept)

注目のパワートレインは、ベースに対して最高出力94PS→122PS、最大トルク12.0kgm→17.7kgmへ大幅にパワーアップしたスーパーチャージャー付1.3Lエンジンとクロスギアの6MTの組み合わせです。足回りは、専用の軽量アルミホイールやタイヤを装備。エクステリアは、バンパーやサイドシル、ドア、前後のフェンダー、ピラーも専用品、さらにインテリアは赤と黒のツートンで統一し、本革仕様のステリングホイールやシフトノブなどスポーティさを強調した仕様となっています。

2008年発売のiQ
2008年発売のiQ

価格はベースより192万円高い355万円ですが、100台限定のためWebで瞬く間に予定数に達して商談権の抽選になりました。ベースのiQは、そのユニークなコンセプトで大きな話題となるも実用性の面で評価されませんでしたが、ハイパワーに対するGAZOO Racingの心意気は高く評価されたようですね。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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