■アポロ11号月面着陸、人類が初めて月面を歩く
1969(昭和44)年の7月20日は、米国の有人宇宙船アポロ11号が月面着陸に成功し、人類が初めて月面に降り立つ歴史的な日となりました。搭乗員は、アームストロング船長とオルドリン月着陸船操縦士、コリンズ司令船操縦士の3人。最初に月面を歩いたアームストロング船長は、「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」との名言を地球に発信しました。そのSF映画さながらの映像が世界に発信され、世界中が感動の渦に包まれました。
また1971(昭和46)年のこの日、日本初の超音速ジェット機「T-2」が初飛行に成功しました。T-2は、三菱重工が自衛隊と協力して開発した訓練用練習機で、最大速度はマッハ1.6(時速1,969km/h)です。マッハは、音速(340m/秒)を基準にした比率で、マッハ1は時速1,224km/hに相当します。超音速ジェット機と言えば、かつて英仏が共同開発した超音速旅客機「コンコルド」が1976年から運行を始めて話題になりましたが、経営難や墜落事故などで2003年に運行を終了しました。ところが、最近また米国で開発が進められ、近々通常のジェット機の倍(マッハ1.7程度)の旅客機が登場しそうですよ。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
●スバルのFRスポーツBRZが受注終了!
2020(令和2)年のこの日、スバル「BRZ」が受注を終了しました。なお、兄弟車の「トヨタ86」も2021年4月に生産終了しました。
トヨタとスバルの共同開発で誕生したFRスポーツBRZは、兄弟車トヨタの86とともに2012年にデビューしました。BRZのネーミングは、ボクサーエンジンの「B」、リアホイールドライブの「R」、ゼニス(究極)の「Z」の組み合わせで、コンセプトは「新しい次元の運転する愉しさ」です。
スポーツカーらしい典型的なロングノーズの流線型フォルムのボディに、スバル自慢の2L DOHC水平対向(ボクサー)エンジンを搭載。これに、トヨタが開発したガソリン直噴「D-4S」システムを組み合わせ、NA(無過給)ながら200PSを発揮しました。トランスミッションは、6速のMTとATが用意され、駆動方式はFRです。低重心で軽量コンパクトなボクサーエンジンとFR駆動によって、またスバルとトヨタのコラボだからこそ完成度の高いモデルに仕上り、当初の受注台数は3,500台を超えました。
その後も進化を続けましたが、昨年(2020年)7月20日に国内受注を終了しました。すでに新型BRZが発表されており、今夏(GR 86は秋頃)の発売予定がアナウンスされています。待ちに待った次期の進化がどのようなものか、楽しみですね。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)