■気象衛星「ひまわり1号」打ち上げ
1789(天明9)年7月14日、フランス革命が勃発。当時ルイ16世の絶対王政の時代でしたが、財政が行き詰りパリ市民の不満は頂点に達していました。そしてこの日の朝、ついに市民たちがパスティーユの監獄を襲撃、多くの政治犯を開放してフランス革命の火ぶたが切って落とされたのです。革命は成功、ルイ16世と王妃マリー・アントワネットはギロチン処刑され、長く続いた王権国家が終焉を迎えました。
また1977(昭和52)のこの日、気象衛星「ひまわり1号」の打ち上げに成功しました。宇宙開発事業団によって開発された気象観測用衛星で、9月8日には台風の目と雲の衛星写真が公開されました。1987年にゴッホの名画「ひまわり」を安田火災海上保険が58億円で落札、衛星ひまわり本体の値段も58億円だったそうです。もちろん何の関係もありません、偶然です。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
●ホンダの2代目ストリームがデビュー!
2006年(平成18)年7月14日、ホンダのストリームがフルモデルチェンジして2代目「ストリーム」がデビューしました。
初代ストリームは、2000年に誕生しました。1994年にデビューして大ヒットしたオデッセイよりも全高の低い、扱いやすい5ナンバーミニバンのパイオニアとして人気を博します。ところが、2003年にまったく同じコンセプトのトヨタ「ウイッシュ」が登場すると、ストリームの勢いは減速してしまいます。
そして、人気挽回のためにフルモデルチェンジして登場したのが、2代目ストリームです。特長は、全高をさらに低くして、ホイールベースを20mm伸ばすなどで3列目の室内空間を拡大、さらに1列/2列目のフロア幅も20mm拡大し、より快適な室内空間を実現していることです。パワートレインは、1.8Lおよび2.0Lのi-VTECエンジンとCVTおよび5速ATとの組み合わせ、駆動方式はFFと4WDが用意されました。
スタイリッシュなフォルムとスポーティな走りが多くのファミリー層に受け入れられ、年間5万台近くまで販売台数は伸び、人気を取り戻しました。しかし人気は長く続かず、その後販売台数は徐々に落ち込み、結局2014年に生産終了し、ストリームは2世代でその歴史に幕を下ろしました。
背の低い3列シートのミニバンという新しいジャンルを開拓したストリームでしたが、時代の流れは便利なスライドドアを備えた背の高いミニバンへと移行していきました。また最近の市場のニーズは、ミニバンからSUVへと推移しています。世界的にSUVブームが続いていますが、いつまで続くのか、次はどんなスタイルのクルマが人気となるのか、誰にも分かりませんね。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)