■今後5年位内に10モデルのEVを投入予定
2021年7月12日、ホンダは、中国における四輪車累計販売が1500万台を達成したと発表しました。
1999年1月の販売開始以来、22年6か月での達成で、これは同社のグローバル地域別販売として史上最速ペースになるそうです。さらに、ハイブリッド車の累計販売も2016年の投入以来、4年7か月で50万台に達しています。
同社は、1998年に広州ホンダを設立し、同国で四輪事業をスタート。それ以降、アコード(1999年発売)やCR-V(2004年発売)などの北米などでも人気のグローバルモデルに加えて、「CRIDER(クライダー)2013年登場」など、中国のニーズを踏まえて開発された中国専用モデルを投入。
2016年には、ホンダ独自の高効率ハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD(Intelligent Multi-Mode Drive)」がアコードに搭載され、ハイブリッド車の販売がスタート。
ホンダらしい走りの良さと環境性能を両立する「i-MMD」ならではの価値を広めるべく、ラインアップの拡大を進め、現在では9モデル(2021年7月時点。「アキュラ」ブランドのCDXを含む)のハイブリッドモデルが設定されています。
加えて、今年の2月には、ホンダとして中国初になるプラグインハイブリッドモデルの「CR-V PHEV」の販売を開始するなど、電動車の品揃えを拡充、強化しています。
ホンダは、電動化や「Intelligent Connected Vehicle(ICV)」進化がいち早く進む中国で、5年以内に10車種のホンダ・ブランドのEVを投入するなど、電動化や知能化をさらに加速させ、中国におけるビジネスを強化する構えです。
(塚田勝弘)