目次
■ファッション性が高いニューカラーコレクション
イタリアのスクーター・ブランド「ベスパ」を扱うピアッジオグループジャパンは、人気の6モデルにベスパの多様性と洗練性を向上させるニューカラーコレクションモデルを発表。全国のベスパ正規販売店にて、2020年7月9日より販売を開始しました。
今回ニューカラーが投入されたのは、ベスパ・ブランドの中で最も歴史あるモデル「プリマベーラ」シリーズの3モデル、個性的なヘッドライトを持つ伝統のスポーティモデル「スプリント」の1モデル、快適性と余裕ある走りが定評の「GTS」シリーズの2モデルという計6モデルです。
いずれも、ベスパの特徴であるスチール製ボディに彩りを添える、鮮やかで個性的なカラーリングを採用することで、おしゃれさがさらにアップしています。
早速、各モデルの特徴や設定された車体色について紹介しましょう。
●プリマベーラ125/150
クリーンで軽快な125㏄バージョンと、自動車専用道路も走行が可能な150㏄バージョン(いずれも空冷単気筒エンジン)のそれぞれに、新しく「サンセットオレンジ」を追加しました。
夕暮れの空色を想起させる燃えるようなオレンジは、バイタリティ、情熱、熱意を表現。スタイリッシュで魅力的な装いを演出します。
さらにこの2モデルには「マテリアグレー」も新色として追加。こちらは、シックで落ち着いた雰囲気が街中にベストマッチ。ちょっと大人のカラーといえますね。
価格(税込)は、125ccモデルが46万7500円、150ccモデルが49万5000円です。
●プリマベーラS150
プリマベーラ150にスポーティな演出を加えた仕様が「プリマベーラS150」。レッグシールドモールやフェンダー上の装飾を通常のクローム仕上げからガンメタリック仕上げに変更、ホイールのリム部には切削仕上げも施したモデルです。
新色に採用された「デリカートグレー」は、光の加減や当たる角度によってライトブルーからシルバーへと変わる高級感溢れるカラーです。クラシカルなスタイルとカリスマ性を備えた色調は、モダンとモードの両方を求めるユーザーに最適です。
なお、価格(税込)は51万7000円です。
●スプリントS150
1960年代から世界中で愛されているスポーティモデルが「スプリント150」。伝統の角型ヘッドライトなどの洗練された装備により、美しさとダイナミズムを両立したモデルです。
今回2021年ニューカラーが投入されたのは、そのスプリントの上級仕様の「スプリントS150」。野心的でエネルギッシュなカラーである「アウダーチェブルー」を採用しました。
このカラーは、イタリアの島々を囲む地中海の輝くマリンブルーや、最新のファッショントレンドからインスピレーションを得たといいます。ほのかなブルーに踊るようなグリーンを加えた独自の色調に加え、レッドのストライプによってスポーティさも強調しています。
価格(税込)は51万7000円です。
●GTS300スーパーテック
日常の移動からツーリングまで、幅広いシーンで楽しい走りを楽しめるベスパのラージボディシリーズ「GTS」の中で、最もスポーティなモデルが「GTS300スーパーテック」です。
278cc・水冷単気筒エンジンを搭載、電子制御トラクションコントロールなどで軽快かつ自在な走りを実現します。また、4.3インチのフルカラーTFTディスプレイを搭載したフルデジタル式メーターパネルや、スマートフォン接続システム「ベスパMIA」なども採用し、使い勝手や実用性にも優れています。
新色として追加されたのは、上品でモダンな雰囲気を持つ「デリカートグレー」です。細部には、イエローの差し色も加えることで、スポーティなイメージも演出。また、これらの組み合わせが独特な視覚的変化を生み出すことで、交通量の多い場所でもバイクが引き立つような、エレガントかつ個性的なフォルムを生み出します。
価格(税込)は77万円です。
●GTSスーパー150
1955年の「GS150」など、過去の伝説的なスポーツモデルのフォルムを継承しつつ、最新技術による安全性や走行性能、快適性などを投入したモデルが「GTSスーパー150」です。
レトロクラシックなデザインの車体には、14.4psを発揮するパワフルな155cc・水冷単気筒エンジンを搭載。走行性能と環境性能を両立させるアイドリングストップ機能を採用したほか、ダイヤモンド切削加工されたブラックのホイールなどで、ダイナミックなスタイルも演出しています。
その新色には、繊細で軽快な雰囲気の「リラックスグリーン」を採用。イタリアでポピュラーな飲み物である「ミントラテ」からインスパイアされたカラーで、GTSに若くフレッシュな雰囲気を与えつつも、派手さを感じさせないクールさも両立しています。
価格(税込)は56万1000円です。
(文:平塚 直樹)