■スペインの天才建築家ガウディ生まれる
1852(嘉永5)年6月25日、スペインの建築家アントニオ・ガウディが生まれました。バルセロナを中心に、いまだ未完成の世界遺産にもなっているサグラダ・ファミリアなど世界的に有名な建築物を数多く建設しました。日本では、この日は「住宅の日」として制定されています。
また、1960(昭和35)年のこの日、道路交通法の改正法が施行されました。道路交通法は、人や乗り物全般の交通ルールなどを規定した法律で、これにより現在の交通ルールの基礎が出来上がりました。この中で、公安委員会が指定した自動車教習所を卒業すると運転免許取得時の技能試験が免除される制度が定められました。これを受け、この日は「指定自動車教習所の日」と定められています。とはいうものの、教習所が上手く卒業できずに何回も卒検を受けたという話を時々聞きますね。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
●ダイハツ・ミラトコットデビュー!
2018(平成30)年の6月25日、ダイハツから軽自動車「ミラトコット」が発売されました。女性社員が企画開発に参画し、女性の感性に合った、特に若い女性のエントリーユーザーをターゲットにして開発されたモデルです。
従来の女性をターゲットにしたクルマは、女性らしさや可愛らしさを強調したモデルが一般的でした。ミラトコットは、初めてクルマを購入する女性でも、無理なく安心して運転できる扱いやすさやシンプルさ、見切りの良さ、サイズ感、手頃な価格など、従来とは視点を異にするモデルとして仕上げられました。スクエアで角を丸めた飾りのないベーシックな水平基調のフォルム、インテリアも同様にシンプルさを重視。パワートレインは、燃費の良いミライースと同じ660ccの3気筒DOHCとCVTの組み合わせ。駆動はFFと4WDが用意されました。安全装備も「スマートアシストIII」を採用して充実しています。
本来の軽自動車の扱いやすさやシンプルさを重視したベーシックな軽自動車ミラトコットですが、目論見通りに販売は伸びませんでした。現在軽の80%は背の高いハイトワゴン、スーパーハイトワゴンが占める中、背の低いミラトコットの登場は無謀だったのでしょうか。
逆説的ですが、似たようなスーパーハイトが市場であふれている今こそ、個性的な背の低い軽自動車にチャンスがあるのではと思うのですが・・・。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)